Ourin-王林- 「ハイテンション」の津軽弁を解説
Ourin-王林- 「ハイテンション」MVが公開されました。
「ハイテンション」というタイトルから、アゲアゲの曲を想像しますが、チルでメロウな曲になっています(ちょっとラップ要素もある)。
ちなみに、「ハイテンション」は和製英語だそうです。
作詞作曲はTakahito Uchisawa、編曲はandrop。内澤崇仁さんは、青森県八戸市出身で、多くのアーティストへの楽曲提供やプロデュースもしています。(Wikipedia「内澤崇仁」)
MV監督のUDO(ウドー)さんは、これまで大手メーカーのCMを手掛けてきた方のようです(koe.incホームページ)。
全編青森ということで、飴マンさんや平井監督ならどんな画になってたのかちょっと気になります。
曲中の津軽弁は2カ所です。(王林さんが提案したそうです)
1 かちゃましい 忘れたい
2 たげ ハイテンション
順に見ていきます。
1 かちゃましい 忘れたい
「かちゃましい」は、ごちゃごちゃしている、騒々しい、鬱陶しい、いらいらするといった意味があります。
かちゃましい部屋=散らかっている部屋
どやっても蚊来てかちゃましい=いくら追い払っても蚊が寄ってきて鬱陶しい
かちゃましい 忘れたい=(あいつのことを考えると)いらいらする、忘れたい ※苛立っているというよりは、「いろんな思いが頭の中を巡って、気持ちが混乱してまとまらない状況」に近いと思います。
類義語に「かちゃくちゃね」があります。
坂本龍一「かちゃくちゃねぇ」作詞:矢野顕子
歌詞は「なんぼかちゃくちゃねぇ。はやぐとろげでぇ(どんだけ散らかってんだ。早く片付けろ)」の繰り返しです。
2 たげ ハイテンション
「たげ」は、とても、非常に、すごくといった意味があります。
なので「たげ ハイテンション」は、ものすごくテンションが高いということになります。
ただし、「単に気分が高揚している」ということではないようです。
どれも「あいつを思うと胸がドキドキする」といった感じかと思いますが、シチュエーションでニュアンスが違うのが面白いですね。
おわり
内澤崇仁さん提供の楽曲を探して、いいなと思ったので ↓