【昆虫育成記】カブトムシの幼虫に事件!!
4月21日。
新しく飼い始めたペットの世話のついでに、カブトムシの容器を覗いてみると、ミミズと何やら見慣れない虫が2匹…。
ミミズはカブトムシ用のマットを食べてしまうし、よく分からない虫はよく分からないので、取り敢えず他にも居ないかマットを手でほじくり返してみた。
大雑把に搔きまわして他に異物は居ないことは確認できた。だけど幼虫自身を見て安心したかったので、土を掘り進めた。
途中土が固くて、水をあげすぎたかなぁと別の心配もしつつ力を入れて掘っていると…
ズボっ!
指先に空洞を感じて冷や汗をかく…。
今日はまだ4月。季節は春だ。
記憶を辿ってもまだそんな時期なはずがない…。
でも。やっぱり。
手を退けて覗き込んでみると、やはりそこにはカブトムシの幼虫が居た。居たのは良かったけれど、これは………。
最近、暖かい日が続いている。
…と言うか暑い。その日は日中26℃まで気温が上がっていた。
幼虫用の収納ケースを開けたときのケース内の温度は29℃。
日中の気温よりも高いなぁとは思ったけど、まさかもう蛹になる準備を始めているとは思ってもみなかった。
昨年の子たちが蛹室を作り始めたのは6月だっただけに、油断した。
カブトムシの蛹化は時期ではなくて温度が大きくかかわっているらしいことを身をもって実感した。
他の子たちの蛹室をまた壊すわけにもいかないので、ほじくり返すのはやめにした。それにしても、蛹室の壁すっっごく硬い。
少なくとも指でほじくるには多少の痛みを感じる程度には。
それを知れただけでも今回は収穫だったということにしておこう。
せっかくの蛹室を壊されてしまったアンラッキー幼虫君は穴をつぶさないように大きめの木の板で蓋をして優しく土に埋めなおした。
本来ならばトイレットペーパーの芯などを使って擬似蛹室を作るべきなのだろうけど、できるだけ自然に近い形で育てたい。…という名のエゴのため、分けることはしなかった。
これから暑くなって深夜早朝のゴリゴリ音とまた付き合っていかないといけないと覚悟していたから、今回の件には拍子抜けしてしまった。
それに、まだサイズ的にも小さいままだからこれからもっと大きくさせたいとも思っていたのだけれど。生き物を育てるのは中々思う通りにはいかないらしい。
是非ともほかの方の生育状況も知りたいものだ。
カブトムシくんお家壊してごめんよ。ちゃんと成虫になって出てくるの待ってるからね。
※因みに、冒頭のミミズは新しくペットとして迎え入れた内の一匹が脱走したものと思われる。謎の昆虫は、結局なにかは謎だけれど、そこらへんに落ちている木片を拾ってきては、殺菌もせずにポイポイ入れていたから、そこについていたものなのだろう。まあ、要するに自業自得だったという訳です。