2023.10.29 4部UP
「西の空がやけに赤いね?猿くん?」
「ああほんとだそうですね?もうこんな時間だからですかね?」
「まだこんな時間だよ?時計は11:00を指していた。」
「赤い雲が一房、二房、なるほどねそれでか・・・」
「それがなにか?」
「イヤなんでもない。」
雨天前の雷のようなものがゴゴゴーゴ、ゴーと鳴りひびいていた。
鶴景「もうよろしいですかな?」
猿「はい失礼しました、お邪魔して申し訳けありませんでした」
「じゃあ帰りましょうか課長」
「うん」
時藤は考え込んでいる腕組みをして遅れながら歩いてきた
「さて私も、もどるとするか」
「はい」
「なんか雨が降りだしそうだ、俺は走って帰る。」
「アタシもそうします。」
鶴景「うむ」
ー警視庁捜査一課調書資料室ー
猿渡らが入ろうとするとドアが開いた、あーーー時藤さんあぶない!!
「バーン!!」
時藤が開くドアに頭をぶつけて平然としている、
「あーーー???またお前らか?」
猿「小嶋さん?」
「ひどいじゃないですか?時藤さん?だいじょうぶですか?」
「ああいたのか?時藤・・・」
素の表情でつぶやく「ちょっと借りるよ?」
「ちゃんと綺麗にきっちり閲覧したものは元の位置に返しとけよ?」
時「承知、ぬかりない」
この人は警視庁捜査一課課長「小嶋稔」さん時藤さんの同期だ。
「ところで時藤?総監がお前に会いたいといってたぞ?あとで顔出しとけよ?」
「嫌だな?何の用だろう?」
猿「そ!・総監!!」
「何やらかなり過去の未解決事件のことでどうとかいってたぞ?」
「嫌だな・・・またか・・・」
「まあせいぜいきばれよ?あの人は元人事だからな?従って損はない。」
「しってるよそれが嫌だ・・・」
猿「行きましょう!!」
小「なんでお前が息巻いてんだよ?お前は給湯室で時間でもつぶしとけ」
「イヤイヤお供させていただきます。がってん承知。」
時「まあしかた無い一応聞いてみよう」
「そうですね?是非僕のためにもおねがいします。」
「また飲みにでもいこう、失礼するよ」
猿渡は直立姿勢で敬礼して見送った。
「ふむもう何か掴んでるのかもな?」
「まずは総監だ付属して。」
「了解いたしました。」
《END》