[monozuku/モノヅク] 製造業のためのスキルマーケット MVP日誌vol.8(インタビューまとめ、サービス深化へ)
こんにちは!
コウヘイくん(@モノヅク事務局)です。
前回、【言語化→文書化→視覚化】の学びについて書いたところ、それを当たり前としないことにぐっちょんが驚いていました。コンサルタントである彼にとってはごく当たり前のことが、業種によって仕事の仕方に違いがあるのだと改めて思いました。
また同時に、ある業界では当たり前すぎる事(ビジネス書でも何年も前から記されていること=効果の立証がされていること)が我々の業界(なのか、規模なのかはさておき)でも常識となれば、多くの業務改善につながることも事実。こういう学びをワーカーの方がお勤めの企業に還元してもらえればと思います。製造業の生産性の底上げ余地はまだまだありそうです。
さて、monozuku/モノヅクは現在、MVP実証実験をしています。製造業に従事している方の”副業” や ”製造での表現” に興味がある方、ご登録をお待ちしております!!企業登録も可能となりましたので、自社商品や自社技術の表現にもどうぞご活用ください!!
2021年末~2022年明け前後は、インタビューを行いフィードバック、サービス設計の深化およびユーザーストーリーの議論を進めていた時期でした。
インタビューまとめ
年末年始の忙しい中、インタビューにご協力くださった方たちには本当に感謝です。こうして自分の足で動いていくことで人とのかかわりが増え、思わぬ人と出会い、そこからまた人脈が拡がっていく。製造業の現場の中だけではまず得られないものが、ここにはありました。
年始からの緊急事態宣言もあり、この頃のインタビューは対面・オンライン両方使って行いました。信用金庫の支店長のご協力もあり、製造業者の方たちの前でプレゼンをする機会もありました。300回は回せとある本には書かれていましたが、のべ25社、39人のオーナーとワーカーの方にご協力いただきました(2022年6月時点)。
これらの情報から、モノヅクがMVPとして構築しなくてはいけない部分、今は捨て置く部分を切り分ける作業をのちに行います。
サービス設計の深化
最初はぐっちょんとにしやんの二人から始まったmiroのアプリ機能のビジュアライズですが、私も加わり3人がそれぞれの仕様の画面を作りました。引いた画ではこんな感じです。
この作業のスタートとして、アプリ(サイト)はエンジニアに外注という想定でした。その見積もりと、我々の認識合わせのためにも機能を出し切り、その後に余分なものを削ぎ落してMVPとする、というアプローチ。
その中で、あれ?MVPってそれで良いんだっけ?となる瞬間がありました。機能を出し切ってからの引き算だと、「予算が足らないからこの機能は実装しない」的な視点に陥っていかないか?と。機能を経由してサービスに視点が行っているような感覚。一度、MVPとは何か?という議論をする必要がありそうですねとなりました。
MVPを再定義すると、「最低限検証する部分であり、サービスの核となる部分」。monozuku/モノヅクであれば、「売れる場所(monozuku/モノヅク)があり、売れる環境(オーナーの許可)があったらワーカーは増えるのか?」であり、「何が刺さって何が刺さらないのかを検証する」のかがMVPなのでは?となります。
そこで廉価版のMVPをにしやんが具体化してくれました。
行きついたのは、monozuku/モノヅクアカウントで既存のサービスを使って販売をするという形。これをすることには2つの効果があります。
・決済機能の実装が不要になる(機能実装、運用のコストメリット)
・すでに利用者の多いサービスからの買い手の逆流入を狙う(広告のコストメリット)
さらに、入り口としてランディングページを作成することで各コンテンツのワンプラットフォーム感を出す。という建付けになりました。
作るのがランディングページだけになったので、外注先はエンジニアの方でなくても構わないとなりました。実際、最終的には私が作ったのでその費用も抑えることが出来ました(なんとかなるもんだ)。