エナジードリンクよりカフェイン含有量が高い【お茶】がある
ちょっと上の記事が気になったので、調べてみたら意外な事実が。
あらかじめ言っておくけど、上記の記事では綾鷹を推しているが…綾鷹の話ではない。
冒頭の記事は、主にカフェイン含有量の話をしていたので他の飲料を含めてカフェイン含有量を調べてみた。
■日本食品標準成分表
嗜好飲料類のデータから『抽出液』について見ていく。
100mlあたりの各飲料の含有カフェイン量は…
コーヒー 60mg
紅茶 30mg
お茶 10~20mg ※種類にもよる
■エナジードリンク及び栄養ドリンク
モンスターエナジー 40mg
レッドブル 32 or 43.2mg
栄養ドリンク 50mg
■カフェイン量で比較すると…
コーヒー>栄養ドリンク>エナジードリンク>紅茶>お茶類
実は割高な栄養ドリンクやエナドリを飲まなくても、コーヒーや紅茶でも大差ないんですよね。
むしろ、エナジードリンクは甘くて飲みやすいので…過剰摂取は糖尿病の要因として懸念されることもあります。
さて、タイトルにある本題に入りましょう。
この比較を調べてて気付いたのですが…なんと一部のお茶にはコーヒー以上にカフェイン含有率の高いお茶がありました。
それが【玉露】
なんと、100mlあたり 160mg!
文字通り桁違いに高いです。
また、冒頭で貼った記事についてたコメントで『お茶はテアニンが入ってるから実際体に吸収されるカフェイン量は表示量よりずっと少ないんやで…』という記述が気になり調べてみたところ…
玉露のように被覆して(日光を当てない)栽培すると、アミノ酸からカテキンへの生成が抑えられるため、茶葉中にテアニンを豊富に含んだままの状態となります。
お茶の浸出液のカフェイン濃度は約0.01~0.02%で、お茶を1杯飲むと15~30mgのカフェインを摂ることになります。この量のカフェインですと、かなり強い興奮作用を示すはずなのですが、実際には穏やかな興奮作用でとどまります。これは、テアニンにカフェイン興奮抑制作用があるためで、劇的な作用を適度な作用に変えるあたりは、お茶がもつ天然・自然の妙といえるでしょう。
…とのこと。
つまり、玉露はカフェインを多く含んでるけど、抑える成分も入ってるので実際の効果はマイルド…と言ったところでしょうか。
残念ながらエナジードリンクの代わりにはならないみたいですね。
とは言え絶対値としてはコーヒーや栄養ドリンク・エナジードリンク以上のカフェイン量が入っているので、妊娠中の方やお子様は過剰摂取にならないように注意した方が良いかもしれないですね。