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将棋初心者の棋力を爆アゲする詰将棋5選

棋力を爆アゲする詰将棋

棋力を爆発的に上昇させる可能性がある詰将棋を5つ出題します
詰将棋を解いたことがない、
もしくは、あまりない方むけです。
最初に詰将棋に取り組む際一番大事な事をお伝えします
答えがわからない時
将棋が嫌いになる前
答えを見てください
半分はそのことを書きたくて
この記事を書きました
それでは問題をどうぞ


テーマ・頭金(通常) 問題1

問題1は詰将棋で基本となる頭金(あたまきん)についての問題です

問題図1

3手詰めで基本的に金をペタペタはっていきます
以下に解答とそこにいたる手順を説明します。
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問題図1-2

頭金の基本は玉の直上に金を打つ(移動させる)ことです。
この場合は53の地点です。
玉は盤端(図では上のほう)に移動せざるをえません
この場合は41,51,61しか候補がなく
基本的に下に落とす攻めであり
効率がよいと思います。

問題図1-3

防御側は61を選択しました

問題図1-4

もう一度頭金を打って詰みました
棋譜でいうと
53金、 61玉
62金
まで3手詰めです
玉の頭に金を連打するのがコツです


テーマ・頭金(左右) 問題2

頭金の左右に押し付けていくパターンもあります
問題2は3手詰めですが少しトリッキーな動きも加わっています

この問題では右サイドギリギリに玉が追い詰められています
基本的に頭金の原理で倒すのですが
ここでは龍(33にいます)を使います
龍(や馬)は金以上に頭金がしやすいコマです
前後左右に金の動きができますから

問題図2

具体的な手順を見ていきます
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問題図2-2

まず14に持ち駒の飛車を打ちます
これは玉で取るよりないです

問題図2-3

玉でとりました。
ここで決め手があるのですが
手が見えるでしょうか?

問題図2-4

なんと相手の歩頭に龍が捨て身の攻撃です
しかしお相手は同歩と取れません
なぜでしょうか?
それは41に角が控えており
同歩、14角成
までです
したがってこの図で玉側は王手を解消することができないので
24龍までで詰みとなります
14飛車、同玉
24龍 まで3手詰めです


テーマ・両王手1 問題3

問題図3

これは中飛車の定跡を一部改良して作図したものです
1手詰めです
実戦だと思って次の一手を考えてください
飛車を取る手、角を取る手など
いろいろな手が見えると思います
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問題図3-1

正解は33角成!(または不成)
まで1手詰めです

玉方は飛車と角の両王手を一手で解消することができず
詰みとなります


テーマ・両王手2 問題4

問題図4

こちらは3手詰めです
両王手を狙って王手をかけましょう
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問題図4-2

まず11飛車と捨てて桂馬で王手がかかる状態に持ち込みます

問題図4-3

玉方は同玉と応じるよりありません

問題図4-4

そして23桂不成で
桂馬と香車の両方の王手を
同時に防ぐことができず
詰みとなります
11飛車、 同玉
23桂不成 まで3手詰めです
なお最終手を成りますと12歩打つ
(玉側は残りのコマ全てを使うことができます)


テーマ・吊るし桂 問題5

問題図5

最後の問題は吊るし桂についてです
一手詰めの問題です
こちらは桂馬が主役の問題です55にいる桂馬が
どちらに跳ねるのか?
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問題図5-2

正解は43桂不成 まで1手詰めです
この一手で詰みとなります
ところで63に跳ねるとどうなるのでしょうか?
最後にこの点に触れておきます

問題図5(再掲)

問題図を再掲します

問題図5-3

63桂不成と跳ねます

問題図5-4

同香と応じます

問題図5-5

43桂と取った桂馬で王手します

問題図5-6

しかし香車が動いた空間があるので
61玉で逃れています


いかがでしたか?
棋力が爆上がりする(かもしれない)詰将棋5選でした
わからなくても大丈夫
この記事の問題を繰り返し解いて
問題に慣れてください
最後に問題図を再掲します
答えは各項に書いてありますので
敢えてのせません
問題を見て瞬時に答えが思い浮かぶようになるまで
繰り返し解くのがコツです



問題図再掲(解答は各項に)

問題1(再掲)
問題2(再掲)
問題3(再掲)
問題4(再掲)
問題5(再掲)

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