暇人による暇人のための創作論
どうも金鹿トメです。
普段は炎上ソムリエと一級クソリプ師を名乗らせていただいております。
あまり創作しないので忘れられがちですが実はなろう作家でもあります。けどこの前全然絡みないのになろう作家って知ってた子おったから有名ではあるのかな? 界隈では。
んで、あまり書かないとは言いましたが、最近はちまちま書いておりまして。自分なりに創作論的なものができて来たので、言語化して自分用メモとしてまとめとこうか。と思った次第です。
後々読み返して爆笑するなり、いやここは間違ってるわって突っ込んだり。この頃はまだ素直だったなーって感慨深くなったりしているかもしれません。一人で。
まあ日記みたいなもんです。他人が読むほどのものか?って言われるとちょっとわからん。
よくありそうな質問
Q、お前は売れてるの?
明確にNOです。将来的には分かんないけど……とか強がってみても今はまぎれもなくNOです。なので売れたくて創作論探している方にマジレスすると今すぐ他に行ってください時間の無駄です。ぶっちゃけこんな素人の語り聞いてるなんてマジで時間の無駄でしょ。一本でも多く創作するか売れている創作物を片っ端から頭に叩き込む方が多分有用ですよ。
知らんけど
Q、お前の創作論パクっていい? 俺が考えたって言っていい?
いいんじゃね? というか誰でも思いつくような事しか書いてねぇしな……。ただ、丸々コピペとかスクショとかはやめといた方がいいと思うよ。内容を活用して自分の血肉にする、参考にするって意味なら全然アリだね~。
Q、そもそもお前誰?
誰だろうね~どっかの誰かだよ。ネットの海の片隅に漂うゴミ袋のような何かだよ。最後はカメに食べられてカメのお腹を爆破解体する予定です。多分。竜宮城に向かうカメのお腹を爆破してやんよ。
……じゃあ答えることも無くなってきたので項目ごとにいってみようか。
「テーマの決め方」
テーマって言うと何を思い浮かべますかね。友情、努力、勝利とかでしょうか?それはジャンプ三原則だって?
まあここは逆に考えてみましょう。
友情か努力か勝利。もしくはこの中のいくつかの組み合わせ。ジャンプ作品のテーマとしてこの辺が選ばれやすいとも言えるんじゃないでしょうか。
ターゲット層である少年(の心を持った者)たちに刺さるようなテーマこそが友情と努力と勝利なのでしょうきっと。
なのでテーマを決める時に考えることは一つです。「誰に読ませたいか」を考えることです。
……と言ってもこれは商業などいわゆる売れる作品を作りたい人向けの話ですね。
自分で趣味で書く時は2つの方法があります。
「後から考える」と「何が書きたいかを考える」です。後から考えるっていうのはもう少し言うと「テーマ?何それ美味しいの」と知らぬ存ぜぬを決め込む。的な事です。
ぶっちゃけテーマなんぞ無くてもキャラが面白ければ読めるじゃないですか。エンタメを見る時にいちいちテーマなんて気にしないじゃないですか。なので無理に決めずとも大丈夫です。もっと重要なのはキャラだと思いますので。
上手いことキャラ立て出来てればそのうちキャラクターたちがどこからか勝手に拾ってきます。テーマ。
粗大ごみに出されてたけど可哀想だから飼っていい? とか言って勝手に持ってきますテーマ。
……テーマって粗大ごみなの?(真顔)
もう一つの何が書きたいかを考えるというのはAというキャラのカッコよさを書きたいと思ったらそれのためにすべてのストーリーを組み立てる。Bというキャラの可愛さを書きたいと思ったらその可愛さをいかに引き立てるか考えてストーリーを組み立てる。
そんな感じでいいと思います。
例えばねこかわいいとかでも。
物語はつくれるんですにゃーん。
「キャラクター(どんな人物が)」
売れたい人はここに全力投球しましょう。以上。
……そうじゃない人も基本的にはここに力を入れましょう。
何でかって言うと非常に簡単な話です。
好きな子の情報と大っ嫌いな人間の情報のどちらか。
例えば日記とかでいいや。日記にしましょう。
誰にもバレずに読めるならどっちがいいですか? ちな犯罪とかにもなりません。知られて嫌われるとかもありません。
……まあ好きな人ですよね。好きな芸能人や漫画家とかでもいいです。
(ここで嫌いな奴の情報の方がいいって答えた人はぶっちゃけ創作者向きのヒネた感性を持っているとは思うんですが、もう少し一般人の気持ちに寄り添うといいかもしれない)
好きで好きでたまらない漫画家の創作論とどこの誰なのかもわからない上になんかムカつく奴の創作論どっち読むかって話ですよ。
……微妙に自分のことを自ら晒している気がしますが気のせいってことにしますか。
んでこの辺をどうするかというと。色々な方法があるとは思うのですが。自分は真面目にやってるときは以下の2点を意識しますね。
「主人公はテンプレから外し、脇役はテンプレで固める」
「キャラクター(特に主人公)を見た時に優越感と劣等感の両方を持てるようにする」
この2つがなぜ重要かというと、逆から考えればわかるかと思います。
主人公がテンプレだったらどうなるか?
主人公っぽい人って「何やってもうまくいくし、顔もいいし、能力も高いし、モテモテ」とかじゃないですか。それはきっと「ありふれた物語」になりますよね? 今時わざわざ探さなくても巷に溢れている訳ですので競争が非常に激しい。なので見てもらうためにテンプレ外しという一工夫するわけですよ。スーパーヒーロー達の中で等身大の人間っぽさをアピールすると逆に目立って手に取ってもらいやすくなるわけです。
脇役をテンプレにするというのは、これも逆から考えてみてください。……例えばテンプレに沿わないキャラを揃えて物語を作るとしましょう。……かなーり難しくないですか? というか群像劇だってメインの主人公いるのにそれはほとんど無謀ではないですか?
同じようにヒロインなのにヒロインとしての役割を逸脱してしまったら物語が破綻するのですよ。
なので「役割から逸脱しない範囲で個性的に」するべきでしょうが……この辺は塩梅が難しいので、基本的には主人公に力を入れましょう。
あと真面目な話。我々がエンタメを楽しむ時ってぶっちゃけ主人公しか見てないような気がしませんか……?
まず主人公を好きになってから初めて物語に感情移入したり他のキャラを見たりしませんか?
という風に主人公が起点になる関係でどうしても見る時間が多くなるわけです。少なくとも主人公が好きになれない物語って読み続けるのはきついのではないでしょうか?
(なので癖のある主人公を使う時は早めに出して合ってない読者を振り落とす意味も込め、主人公に力を入れるべきだと思います)
キャラクターを見た時に優越感と劣等感の両方を持たせるべき
これも逆に考えましょう。優越感だけ。もしくは劣等感だけ。もしくは何の感情も持っていないとしましょうか。
それぞれの人間に長期間注目することって出来ますか?
例えば、こいつには絶対に負ける気がしない。
例えば、こいつには絶対に勝てる気がしない。
例えば、特に何も感じない。
……全部無理なんじゃないですかね?
単純に見てていい気分にならないので。見続けるのは辛いと思います。
じゃあ優越感と劣等感を備えているのならどうでしょうか。
こいつにはAでは絶対に負ける気がしない。けどこいつにはBでは絶対に勝てる気がしない。
なんとなくライバルキャラっぽくなりましたね。
つまり主人公にとって「無視できない相手」であるライバルキャラのようなキャラ造形をすると、読者も無視できなくさせるという効果が表れるわけです。
話としては簡単ですね。
「世界観(どんな場所で)」
さて、この辺まで読んでくれてる奇特な方に言いたいことがあります。
この辺に凝るのはマジで趣味の領域だから基本的にはやめておけ。
現代ではこのテーマが書けないんだとか現実だと無理なんだってそういう時だけにしとけ。じゃないと無理。
一度この辺に手を出すとマジ大変。
作業量半端じゃない。
まあこれだけだと何なので……自分なりの世界観の作り方を教えときますね。
まず。
ローファンタジー(現実改変度低 キャラクター周辺のみ)
ミドルファンタジー(現実改変度中 キャラクター周辺と社会に関わる部分のみ)
ハイファンタジー(現実改変度高 世界ほぼ全部)
の3項目に分けて説明します。
ローファンタジー(現実改変度低 キャラクター周辺のみ)
異能持ちのキャラとその異能が所属する組織のみに手を入れる形ですね。異能持ちが社会のどこかで人知れず戦っているのだ。
的な感じの話です。
この話はローファンタジーというだけあって作業量は少なくて済みます。ほぼ能力とキャラの話をしておけばいいわけなので。なので能力を決めたら全力でキャラクターを作りましょう。
いうことはそれだけです。
ミドルファンタジー(現実改変度中 キャラクター周辺と社会に関わる部分のみ)
異能持ちと組織が居て。さらに異能持ちが社会に出てその能力を大々的に使用している。という設定の話ですね。
これはぶっちゃけ難易度高いと思います。下手すると全部一から作るハイファンタジー並みに難しいです。どう難しいっていうと
何をどこまで残すかの取捨選択が難しいんですね。
例えば無限に綺麗な水を出せる能力があって、能力者がそこら中に居たら
水道代どうなると思います?
タダだったりするんじゃないでしょうか。いや下手したら水道もなくないですかその世界。能力者に水もらえばいいんだから。
とまあこんな感じで能力一つでも社会が根底から変わってしまうのに。能力ものって大抵複数の能力出てくるんですよね。なのでローファンタジーで抑えるかハイファンタジーまで頑張るかの二択なのでしょうね。
ちなみに自分はこういう話好きで最近はよく書いたりします。
大抵設定が突っ込みどころ多くてガバガバなんですがね。
何で街で普通に歩いてる時に襲われるレベルで治安終わってんのに普通に買い物できるんだよおかしいだろ。
ハイファンタジー(現実改変度高 世界ほぼ全部)
古典の指輪物語とかいわゆるなろう小説とかですね。難易度高そうですが。凝らなければ案外簡単だったりします。なぜなら……。世界観はアイディアなのでどこからかパク……コピーして来ても法律上はセーフだからです。
なので某有名RPGナイズされた世界で冒険してても使ってる用語とかシステムとか変えちゃえばいいんです。セーフです。
どう見ても奴だよなこの魔物……って思っても名前違ってたら多分セーフです。説明文丸コピペとかなら知らんけど
ちなみに凝りだすと青天井になるのもこの手の話なので初心者に優しくも上級者向けでもあるという奥が深いジャンルになってると思います。
「ストーリー(何をしてどうなるのか)」
この部分も頑張るべきなのでしょうが。あまり語りたいことはありませんね。この部分は特に状況によると思うので。
まず魅力的なキャラクターを作り、そのキャラクターの魅力を魅せるんだ。という気持ちで頑張るのが一番良いのではないかと自分は思います。
後は使っているテンプレを見直すのも良いでしょう。
自分は今は「起承転結転結」という変形テンプレを使用しているのですが、必然的に最後にどんでん返しが入ってくるので面白くなりやすい気はします。ただ2度目の転の前の助走が少々足りないなと思う時もあるので。転2つ目の前に承を持って来て調整してみるのもいいかもしれません。
これもテンプレ化するなら
「起承転結承転結」ってなるのかな?
バランス悪! 語呂も悪! てか舌嚙みそう。
ってオチもついたところで終わろうと思いまーす。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
なおお読みいただいた皆様にはささやかな感謝として暇人の称号をお送りしようと思います。
いらない?
じゃあ道端に捨てておいて。自然に帰るからそれ。
勝手に帰ってくるから。地球にやさしいリサイクルだから。
3行まとめ
「キャラクター」に全力投球しましょう。
そうすると他の「テーマ」「世界観」「ストーリー」はおのずとついてくるもんです。
まずは応援したくなるような魅力的なキャラを作れるようがんばれ!
ということで皆さまを勝手に応援しております~。
お互い頑張ろうな!
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