地獄への道は善意で舗装されている-後戻りできぬ道
地獄への道は善意で舗装されている-イングランド・ドイツの諺
始まりは一つの抗議文だった。
https://m.facebook.com/afer.fem/posts/4153667894742846
この署名は実に七万人もの勢いを得たが、それにこう反発する物が居た。
『カルトの関わっている署名に答える必要はない!』
しかしフェミニスト議員連盟は議員なのだから、カルトが関わっていようと何かしらの声明を出す責任がある。
彼女らはその責任を放棄したのだ。
そして時は経ち、再び事態は動く。
https://mobile.twitter.com/ASE_Itakura/status/1473198129893634054
ラッピングバスにクレームが来たというのだ。
そしてこれに外野があれこれいいはじめた。
これで私は『もはや戸定梨香は一介のVTuberではなくなった』のだと思った。
彼女に放たれた『一発の弾丸』はサラエボ事件よろしくとめどなく周囲を巻き込んでいった。
ある勢力からは自分たちの文化の象徴として崇められ、ある勢力からは性的な創作物の象徴として忌み嫌われる。
もはや憎悪の連鎖は誰にも止められず、戸定梨香を巡る動きはもはや二つの勢力による代理戦争の場となった。
禍根は禍根を呼び、事態を終わらせようとする試みは等しく無へと帰す。
こうなればもはや誰も戸定梨香を『一介のVTuber』としては扱えず、
彼女は『オタクコンテンツの象徴』となってしまった。
コロナウイルスの流行により世界は大きく変わってしまったように。
フェミニスト議員連盟の抗議により、戸定梨香は大きく変わってしまった。
そしてそれら全てが『善意』による物だとするなら……
『地獄への道は善意で舗装されている』という他にない。
もはや我々がアフターコロナを生きるのではなく、ウィズコロナを生きなければならないように。
オタクとフェミニストはアフター戸定梨香を生きるのではなくウィズ戸定梨香を生きなければならないのだ。
お互いに歩み寄れないという『地獄』の果て、そこには一体何が待っているのだろうか?
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