やらなきゃいけないことが増えていく。という話
今日は、雑談。
働く。
とかいう以前に、なんかこう、生きているとなんだかわかんないけどやらなきゃいけないことが増えていくなー。
というような話です。
モーニングビュッフェをお願いします
ある朝。
朝ごはんを食べにいつものファミレスに行ったら「モーニングビュッフェ」というものをやっていました。
土日祝の朝は通常営業ではなくてこの形態で営業しているのだそうです。
普段は平日にしか来たことがなかったので知らなかったのでした。
もともと朝ごはんを食べに来たわけなので、ちょうどいいと思いました。
と、いうわけで早速それにチャレンジしたい旨を店員さんに伝えました。
席に案内してもらえるかなと思ったら、その前に以下のようなやり取りが始まりました。
店員
「マスクはお持ちですか?」
私
「大丈夫です。持っています。」
店員
「では先会計になります。」
私
「先会計?あっ、今お金を払うのですね。はいはい…。」
(お金を払う)
店員
「ありがとうございます。料理を取るときはマスクをしてください。それと、料理の横にビニール手袋が置いてあるので、それもしてください。」
私
『(心の中で)いろいろあるなあ…。』
「感染症対策でそういうルールなのですね。わかりました。」
店員
「それから、席のご利用は11:30までになります。お料理は10:30までしか出ていないのでそれまでにご利用ください。」
私
「ん?ええとごめんなさい。早口でちょっとわかりませんでした。席が11:00まで…?ん?」
店員
「(すこしイライラした様子で)席が11:30まで、料理が10:30までです。」
私
「(店員の様子にすこしビビりつつ)わかりました。」
『(心の中で)そろそろ席に連れて行ってもらえるかな…。』
店員
「いろいろルールがあってすみませんが、お願いします。」
私
「感染症対策ですもんね。仕方ないですよね。」
『(心の中で)コマゴマとめんどくさいなって思ったのがバレちゃったかな…。』
店員
「では席はご自由にご利用ください。」
と、いうわけで。
席に案内はしてもらえませんでしたがともかく席につくことはできました。
しかし、コトはそれで終わりませんでした。
ちょっともう立ち上がれない
この日、前日が徹夜になってしまった私はかなり疲れていました。
それでも今日の仕事にとりかかるために、ともかく朝ごはんを食べるためにここに来たのです。
そんなこともあって、この時点で店員さんの早口を理解するのとその剣幕にビビったのとで、席についた時点でヘトヘトになってしまっていました。
しかしともかく、ビュッフェなので料理を取りにいかなければなりません。
そのためには、マスクをつけろと言われたのでつけねばなりません。
あの剣幕なのだから、つけずに取りに行ったら怒られてしまいそうです。
ええと。手袋は料理の近くにあるとか言っていたななどと思いながら、リュックの中にあるマスクを探したわけです。
私
「…ない。」
リュックの中に、マスクがありません。
よくよく思い出してみると、昨夜仕事の作業をするときにリュックの中身を出して、今朝、疲れてぼんやりしたままそれを詰めなおしたのでした。
そのときに、マスクを詰めそびれたに違いありません。
どうすればいいんだろう。
マスクは持っているって伝えちゃったし…。
マスクを忘れたと正直に伝えたら、マスクをもらえたりするのでしょうか?
それとも、マスクを忘れたことを伝えて退店すべきでしょうか?
そういえばお金を先払いしていたのでした。それも返してもらわなければならないので、また不機嫌な感じの店員さんとやりとりしなければならなさそうです。
思い切って、こっそりマスクなしで料理を取りに行っちゃう?
いやいや。感染症対策は大事だし…。
などなど。
いくつもの考えが同時に頭の中を駆け巡って、私はちょっともう立ち上がれなくなってしまったのでした。
やらなきゃいけないことが増えていくなあ
実際にこのとき私がどうしたかは、割愛します。
それから、当たり前のことですが、現在の世相では感染症対策はとても大事です。お店がそう決めているルールであれば、従うべきだと思います。
その上で、ですが。
なんかこう、やっぱり「やらなきゃいけないこと」が増えていっているなあと思うわけです。
もともと多かったというのもありますが、今回マスクを忘れたみたいなうっかりミスも増えてしまいます。
私のミスはもちろん私が悪いのですが、なんだかみんなミスが増えている気がします。
やらなきゃいけないことが増えれば、当然ミスも増えますよね。
それともう一つ。
「伝えなきゃいけないこと」も増えているかもしれません。
このファミレスの店員さんははっきりいって感じが悪くて、怖かったです。
それは、接客の仕事をする人としてはあまり良くないことだろうとは思います。
思うのですが、それでもあれだけのことを短時間でお客に伝えなきゃならないというのは大変なことだろうとも思うのです。
店員さんの剣幕によって私が立ち上がれなくなってしまったということではありますが、だからといって店員さんを責める気持ちにもなりませんでした。
でも、じゃあ。
誰を責めればいいのでしょうねえ。
誰を責めても、仕方ないのかもしれませんねえ。
と、いうようなことを思いました。