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「傷つけられた」と思うとき、その前からすでに傷ついている

「子どもあんまり欲しくない」みたいな話をするとき、自分と違う考え方の人が聞いたらなんか傷つけそうで嫌だなと思うことがあり、結構言葉に気を遣う。

私のスタンスを説明するぶんには、他の人を傷つけることには基本ならないと思うのだが、昨今は「特定の誰かに向けては言っていないこと」でも自分に向かって言われている気になってしまう人がいて、傷ついてしまい、なんで私を傷つけるのか!と怒られる、みたいな事象が少なからず、ある。
そういうとき、たぶん怒りはもともとその人の中にあり、ちょうどよくぶつけられる対象がたまたま誰かが何の気なしに発した言葉であったにすぎないのだけど、それって不幸な衝突だよなあと思う。

子育てに悩んでいる人が私の書いているものや喋っていることを聞いたら結構ムカつくこともあるのかもしれない。自意識過剰だろうか。ムカつくだけならまだ良いのだが、傷つかれてしまうのは怖い。

一方で、人が「子どもが欲しい」と話すとき、「子どもが欲しくない人が聞いたら傷つくだろうか」みたいな考えはあまり発生しないように思う。私の場合はあまり傷つきはしないけれど、この非対称性はなんだろうかと思いはする。

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子供を持たない選択にまつわるあれこれ、夫婦二人での暮らし、地方と東京を行ったり来たりする生活などにつ…

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