余白と好奇心
新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
2020年、最初のテーマを何にしようかと思いましたが、最近気になっている「余白と好奇心」という内容で書いてみます。
子どもの教育も、大人の仕事も、このキーワードがとても大切です。
(1)余白とは?
EXCELやWORDを使う人は、余白というとページレイアウトを思い浮かぶ人もいると思います。
ここで言う余白は、まさにそれです。
余裕というよりも少し明確で、「スペースを空ける」事が大切です。
それでは何のスペースか
お金?時間?ストレス?
それは置かれた状況によって変わってきます。
常に仕事でパンパン、金銭的にも余裕がなく、ただ日々を暮らしていく。
こんな生活では、何をどうやっても絶対に人は成長しません。
仕事でいえば、日本の会社の場合、
通常8時間かかる仕事を6時間で終えた人は、残り2時間「遊びの時間」になればいいんですが、残念ながら2時間分の仕事を入れられます。
これでは人は頑張って早く終わろう、という気持ちにはなりません。
マネジメントで苦労している方は、「遊びの時間」をどう作ってあげるか?に専念してみると、面白い結果が出てくると思います。
では、人の成長において「遊びの時間」があるだけでいいのでしょうか?
(2)好奇心とは?
そこで2つ目のキーワード、好奇心が出てきます。
ここでいう好奇心は、「知的好奇心」にかなり近いものです。
例えば「遊びの時間」が出来たところで、ネットサーフィンをしているだけでは時間の浪費に過ぎず、何の成長にもつながりません。
遊びの時間が本気になるには、好奇心に紐づく必要があります。
現時点で直接、「仕事に好影響が出る事」である必要は全くありません。むしろ関係ない事の方が良い気もします。
・こういう業務フローにすればいい
・このソフトを触ってみたい(テンプレートを作る、など)
・現場の状況を確認したい
などの「好奇心」から出てくる渇望があれば、「遊びの時間」にそれをすれば良いわけです。
「余白と好奇心」
これは単に人の成長のキーワードではありません。
例えば、モノに対しても同じことが言えます。
私は靴屋ですが、靴箱に1足分スペースが空いたから靴を買いに来た、という人はこれまで見た事がありません。
おそらく雑誌やネットで見て欲しくなった、街中でフラッと入ったお店にあった、などの衝動があって、初めて人はモノを買います。
(厳密にいえば、5段階ぐらいあります)
そんな衝動は「偶然」なのでしょうか?
私はむしろ必然である、と思っています。
・今履いている靴がボロボロになってきた
・スニーカーばかりで、1足ぐらい革靴を持っておかないと、
・冬のボーナスも出そうだし、何か買いたい
など、頭の中でどこかイメージがあったはずです。そうでないと、靴が載っている雑誌やネットを見る事は無いでしょう。
そういう状態を「余白」と言っています。
そして、雑誌やネット、お店を回るのは「好奇心」からです。
つまり、自分が起こすアクションの源にあるのが、「余白と好奇心」というわけです。
モノとの付き合い方、自分の成長、これらがともに「余白と好奇心」というキーワードで繋がっている、こんな妄想をすると、モノの見方も変わってきたりしていきますよ!
最後に、アメリカのブランド、Filson.の創設者、CLINTON C.FILSONが掲げたコンセプトを。
「どうせ持つなら最上級のものを」
(MIGHT AS WELL HAVE THE BEST)
モノの価値も、自分の価値も、全ては自分の判断次第です。
どうせ生きるなら、最高の生き方をしてみませんか?
「出かける準備は出来ているか?」
合同会社ゲットゴーイング 船中
■イベント告知
本業の靴屋の方で、1月18日・19日と大阪でイベントを開催します。
日時:1月18日(土) 11時~20時
1月19日(日) 11時~18時
会場: 本町フリースペース「rassombler ラソンブレ」
大阪市中央区北久宝寺町4丁目3-12 2F
参加無料
今回はGrant Stoneの試着販売会だけでなく、
・革靴のカッコいい歩き方講座
・トークイベント with スナワチ前田さま
など、色々と体験いただける内容となっておりますので、ぜひご参加お待ちしております。
詳細は、こちらの弊社ブログまで。