戸愚呂(弟)の気持ち
9月になり一気に到来した秋の気候で着る服に悩むKONGです。
さてさて、
今日はそんな秋から『スポーツの秋』のお話を。
中学生時代の少年KONGには体育祭でどうしても叶えたい小さな小さな夢があったのです。
どん!
中学の入学時から165センチあった少年KONGは当時『結構デカイ奴』認識されてました。
KONGの通っている学校は体育祭に力をいれており、
なかでも男子全員による組体操(なぞの上半身裸)はかなりの注目種目でした。
もちろん結構デカイ奴なので
予想通りKONGは組体操の醍醐味『俵』(ピラミッド)では一番下の土台…。
膝にメリ込む小石達に何度泣かされ
「先生…どうか…座布団をください…」
と言ったことか…。
しかし
体育祭なんて一年に一度
アッという間に月日は流れ、
気付けは3年生。
さらに3年になったら『俵』(ピラミッド)ではなく『櫓』(タワー)に変わるのです。
想像してみてください
1、2年生が俵を作っている間…
真ん中に人間のタワーが立つ…
私がこれまでやってきた『俵』はあくまで添え物かのように、最高学年がつくりあげる人間タワーに歓声が沸くのです。
少年KONGはこの時
「今年は一番下じゃなくて、
せめて2段目にいきてぇ…」
と、
気持ちが芽生え、
体育教師に何度も訴えておりました。
なんせ入学してから数年でKONGが伸びた身長…。
3センチ…。
もはやデカクねぇ…。
バスケ部にいたが、
部内でも中ぐらい、
さらにサッカー部、野球部、剣道部にはデカイ奴らがいるのだから…。
しかし体育教師は、
夢見る少年KONGにこう言った…。
「バスケ部主将がそんな甘いこと言っていいのか?」
と…
「うちのバスケ部に俺より背が高い奴らが何人もいる…」
と
答えたが、
「まぁまぁ練習して決めよう!HAHAHAHAHA!!!! 」
と、その日は幕を閉じた。
数日後
迎えた体育祭の練習前に…
3年が集められ、背の順に並ばされる。
KONGは真ん中よりも少し後ろだった。
結果…
二段目!
そして
練習が始まり、
土台の戦士達に2段目の我々が乗ったが1人の戦士(痩せ型イケメン)がなかなか立ち上がれず、、そのまま崩れてしまう……
何度も
「がんばれ!」
とエールを送った
なんせ人の肩に立つなんてそうそうあることではない
早くその景色を見たかった
が、
体育教師による呪文が唱えられた
「おい!!カぁイぃフぅキぃー!!!!」
頑張ってる人に『頑張れ』なんて言ってはいけなかったと反省しようとした時…
「…仕方ない…変わってやってくれ……」
と一言…。
……
俺に集まる視線と、
運動部の連中がニヤニヤしながら裸で手招きをしてくる地獄絵図…。
なぜだ。。。
お前らもグルか?
そして……
引きずり込まれ……
肩を組まされ…
しゃがみ…
二段目の奴が戸愚呂(兄)のように肩に乗ってきた…
なぜこうなった?
思考回路はショート寸前…
そこで誰かが
「せぇぇぇぇぇのぉぉぉ!!」
と掛け声を出し一気に立ち上がった。
ちょぇぇぇぇ!!!
まてまてまてまてまて!!!
さっき掛け声なんてなかったやん!!!
やっぱりグルやないかい!!!
……
結果
人間タワーは崩れなかったが、少年KONGの小さな小さな夢は崩れた……
しかし、3年間土台をやり切った男として今ならこう言える。
『ライヴ』や『ラジオ』
どの分野においても土台作りをしっかりしないと、
結束する事も、
より強固にする事も無理なのだ。
先日ラジオが10回目を迎えました。
これからの20回目に向けて、
さらにカッコオモロく進んでいこう。
芸術の秋。
今日も自分を磨きます。
以上。
KONGでした。
それではまた!!