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最悪な夢


最悪な夢を見ました。

記憶があるうちに書き残そうと思って寝起きにメモ帳に書き殴っています。

まず大まかな夢の内容ですが、
僕達GET BILL MONKEYSはライブハウスで行われるサーキットイベントに出演する予定でした。
場所はおそらく渋谷か下北沢…。

僕らの出番は13:20から。(なんとも微妙な時間…笑)

僕の考えでは13:20から本番であれば、12:20頃に会場入りすれば良いと思っていました。
(基本サーキットイベントは楽屋の入れ替えがある為、1時間前入り等、カツカツなことが多い)

そして12:20に僕が会場に着いた瞬間、早くも事件は起こる。

「ベース持ってねぇじゃん…」

僕はベースを持たず会場入りしたのだ。

そして家からベースを背負わず来てることに今の今まで気が付かなかった自分が超不思議だった。

死ぬほど自分を責め立てた。
自暴自棄になった。

ベース取りに帰るのにも本番まであと1時間もなく、家を往復している余裕はなかった。

起きてしまったことは仕方ない。
メンバー達に、商売道具のベースを忘れた事を謝って、本番までにはなんとかすると言いにいこうと思い、まずは楽屋に向かうことにした。

しかしここでもまた事件が。

楽屋の扉を開けると、そこにはメンバーみんなが既に衣装に着替えを済ませており、もう出る直前みたいな出立ちをしているのだ。

サングラスもかけて準備万端のノロちゃんが第一声。

「あれ、ぶっちーおはよう。リハーサル終わっちゃったよ。」

と言われた。

え…そんなはずはない…。

サーキットというものは本番前にモニターチェック程度の軽いリハを行いそのままライブに流れ込んでいくもの。今回ももれなくその、定番の流れのはずじゃ…。(特に時間を見ている、夢の描写はなかった)

〜〜〜ここで夢特有の急な場面チェンジ現象が起きる〜〜〜

クヨクヨしてても仕方ない。

早く行動に移さなければ。

そもそもベース持ってないんだから。

もうこれは、他の出演者さんにベースを借りるしか無い。

あまり良い顔思いをする人は居ないけど今回ばかりは甘えよう。

最悪、請求させたら、お金も払おう。

必死に、涙目でベースを忘れてしまったことを話せば貸してくれるはず。

俺が逆の立場だったらそんな大ピンチ同情してしまい、心置きなく貸すであろう。

きっと貸してくれる人はいるはず。

誰がベーシストかわかんないから、取り敢えず楽屋にいるバンドマンっぽい人に声をかけてみた。

「あのすみません…」

「べべ、ベース、、あの、ベ、ベーシストの方ですか?」

なんか緊張してとっても吃っていた。

「あ、違います。」

違かった。

「あの、ババ、バンドのベースの方って今楽屋とかにいらっしゃいますか…?」

「あ、いますよ!そこに。」

すぐ近くにいた。

おかっぱサラサラヘアー細身ベーシストだ。
その人に懸けて聞いてみた。

「初対面で、どこの誰だよってやつから言うのも本当申し訳ないんですけど…ベースを忘れてしまって…うんぬんかんぬん〜」

今までの流れをなるべく簡潔に、かつ悲哀たっぷりに説明した。

そして最後まで説明し切った後に言われた。

「あ、自分無理っすねー。さーせん。」

舐めんなクソガキコラ。
引きちぎったろかそのサラサラヘアー。
貸す気ないなら、はよ言えや。
なに、貸してくれる感じで最後まで聞いとんねん。

そんな気持ちを必死に抑えて

「あっ、そうっすよねー!すみませんでした!」

別を探そうと気持ちを切り替えた。

すると

「あ、自分ベース貸しましょうか?」

サラサラヘアーとの、一連の流れを聞いていたのか、近くにいた金髪ショートカットの爽やかな青年が声をかけてくれた。

「えっ、良いんですか!?!?!?」

餌を見つけた魚の様に食いついた。

青年が言った。
「はい、ちょっとクセのあるベースですけど…」

そんなのどうでも良い!弾ければいい!
と思った僕は深くお辞儀をして借りる事にした。
ありがとう好青年。

「ブーーーーー(fooooo)」

僕達のバンドの登場SEが流れ始めた。

あかん。

まず着替え終わってない。

やばい、これ間に合わない。

メンバー出てっちゃう。

スタッフさんやメンバーも一切、ちょっと待ってくれたりもせず、どんどん進めてっちゃう。

メンバー出てった。

俺楽屋に、ひとりぼっち。

お客さんごめんなさい。

多分4人になってる事に何も言わずに始まってるから、あいつどうしたの?ってなってるよね。

ごめんなさい。

でもこんな私服で上がるわけにもいかないんだ。

とにかく急いで着替えよう。

「oh.レインボー」

湯口歌い始めた。

絶対間に合わない。

…。

もう…2曲目からでも良い。

ぬるっと入って演奏しよう。

とにかく今は急いで着替えよう。

そして着替えを済まし、一曲目終わったと同時にぬるっと入って行った。

楽屋にいる時は気付かなかったが、

あまりの静けさにふと客席に目をやると

ガラッッッッッッガラ。

ノリノリの女の人が1人だけいた。

意味がわからない。

いや、でもとにかく今はこのノリノリの1人のお客さんに弾かなければ。

そして借りたベースに目をやると、

バリトンギターだった。
(見た目はギターだが、ネックが長くギターとベースの中間みたいな楽器)

ふざけんな。

ここで目が覚めました。
妙にリアルで気味が悪かった夢のお話でした。

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