99%の初心者が間違える「手役狙い」何切る
今回のテーマは、「ちょっと牌姿が違う3つの何切るを、パーフェクト正解出来ますか?」というものです。
もちろんヤマカンで当たっても意味がありません。思考を巡らせて、どんなルートを進むべきなのかを考えてみてください。
ヒントは「ブロック数と狙う手役の兼ね合い」です。
今月はこのnoteでも「ブロック数」というテーマを多く扱ってきたので、読者の方は「9月のまとめ」という意味でも取り組んでいただきたいですね。
もちろん、この記事で初めて私のnoteを見つけてくださった方も、何不自由なく読み進めることが出来ますのでご安心ください。
では、早速行ってみましょう。
※回答には全問NAGA解析が付いています。解析にかけるためにも、牌譜は検討放送で用いた実戦譜と、それをアレンジしたものを使っています。
問題を解くうえでは、点数状況や仕掛けの有無を考えていただかなくても大丈夫です。ほぼ平面何切るだとお考えください。
何切る一覧
全問正解の難易度…A (A〜Eの5段階で最難。)
①の問題解説
ポイントとしては、何切るが3つとも「現状6ブロックの手格好になっている」ということが挙げられます。上の牌姿をブロックに分けてみると、
例① 234m+45m+56p+33s+677s+発発
こんな感じですね。
牌効率としては、「最終形の好形が確定しているときは5ブロックにする」のが基本であることをまずはおさえておきましょう。
少し牌図を変えて、
例② 234m+45m+56p+11s+677s+西西
こういう6ブロックだったら、一番弱いブロックを1つ払うのがオススメです。打西がいいですね。
打7sとすべきでない理由は「一手先で余剰牌が出ることが多いから」です。
7sを引いてからリャンメンが埋まった場合、
例③ 23445m56p11s67s西西 ツモ6m
ここから西や1sを落とすことになります。残った西や1sが1枚浮いてしまいますよね。
一方で、もし7sがあったのなら、下の牌図のようにイーシャンテンの段階でシャンポンの受けを残せる場合が多くあります。
例④ 23445m56p11s677s西 ツモ6m→打西
7sをどこまで引っ張るか、という判断もありますが、基本的には「シャンポン4枚受け」を残して、イーシャンテン時の厚みを持たせるのがいいですね。
ということで、「最終形のリャンメンが確定するなど強い5ブロックにとれるときは、6ブロックではなく5ブロックにする」のが絵合わせ牌効率としての重要ポイントになります。
ただ、
今回取り上げる3つの牌姿は、そう簡単には解けません。
なぜなら、「手役」が絡んでくるからです。
ここでは、打発としたら役牌コースが消えてしまいます。一方で、打3sとしたらタンヤオやピンフを失うことになります。中間策としての打7sは、役牌もタンヤオもピンフもすべて残すことが出来ますが、打7sは6ブロックになってしまいます。
では、この場合は何を切ればいいのでしょうか?
それは、
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