門前3ヘッド最弱理論の【罠】
何切る一覧
①
※何を切りますか? また、下で紹介する牌譜主さんの考えはこの場面に適しているでしょうか?
A.「門前3ヘッド最弱理論」を適用して打1m。 ドラ受けやタンヤオ、好形変化も全て残す。
B.1sを最序盤に切っている人が2人いて、2sの場況よし。対面の親が1p→3pとターツを落としていることからも、現物の1sはキープしておく。
②
※何を切りますか? また、下で紹介する牌譜主の考えはこの場面に適しているでしょうか?
C.打r5p。上家がピンズのホンイツ模様。中盤に入っているので、そろそろ危険牌は逃しておく。
D.マンズはパラパラ切れていて、場況は悪くない。オーラスとはいえ自分は親。1枚切れのカン8m待ちになっても臆せずリーチを打つよう構えた。
「非常に勉強熱心」。今回の牌譜主さんにはそんな言葉がピッタリでした。
どんなふうにネット麻雀に接しているのかというと、1半荘打つごとに牌効率で疑問のあったところを見返すし、それが終わってから次の予約へ、というルーティンでした。
また、自分が打つだけでなく、最高位戦日本プロ麻雀協会、小宮悠プロのYouTube実況プレイを見るなど、他の方から思考を学ぶこともしてらっしゃいました。
健康麻雀へ通いながら雀魂をコツコツ打った結果、なんと半荘99回で雀傑2への昇段戦を迎えることに。すごいですよね。
それだけでなく、牌譜をNAGA解析にかけたところ、悪手率は脅威の6.4%。
これは、
目安としては、七段と八段の間。まさに鳳凰卓レベルということです。
ご自身の学習パターンがズバリハマっていると思うので、このまま打ち続けていただきたいのですが(時間が取れたら打数も増やせると理想的)、ここで重要になってくるのが「実戦で引き出しの開け方」です。
打牌意図を聞くとスラスラと色々な考え方が出てくるのですが、「そういう知識は確かにあるんだけれど、ここで使うべきではない」というものがいくつかあったのです。
これって難しいんですよね。慣れも必要ですし、どうしても座学だけでは補いきれない部分でもあります。
だからこそ、こうして牌譜検討やまとめnoteで「第三者の意見を聞きながら調整する」ことが出来れば、必ず今後に活きてきます。
みなさんも一緒に「引き出しの整頓」をしていきましょう。
では、本題に入っていきます。
①「門前3ヘッド最弱理論」の落とし穴
※何を切りますか? また、下で紹介する牌譜主さんの考えはこの場面に適しているでしょうか?
A.「門前3ヘッド最弱理論」を適用して打1m。 ドラ受けやタンヤオ、好形変化も全て残す。
B.1sを最序盤に切っている人が2人いて、2sの場況よし。対面の親が、1p→3pとターツを落としていることからも、現物である1sはキープしておく。
さて、「門前3ヘッド最弱理論」についてですが、本当か嘘かで言えば、
本当です。理論を覚えておくと便利ですね。使える場面は多くあります。
ただ、この理論は汎用性があり過ぎて当てはまらない場合もかなり存在するのです。対策として、ある程度の例外パターンを覚えてしまった方が、ミスを減らせるかと思います。
では、
この場面ではどうなのでしょうか。3ヘッド最弱理論を当てはめて打1mとするのは、
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