成績を左右する【基本かつ最重要】平面何切る5選
麻雀は総合力で戦うゲームです。
牌効率、読み、押し引き、視野の広さ、メンタル、などなど、いずれも大事な要素ですね。
私自身、戦術noteにおいて、平面何切るではなく立体何切るを挙げているのは、単純な牌効率以外の要素もみなさんに意識してもらいたいから、というのもあります。麻雀を打つときは、必ず「立体何切る」になるわけですからね。
ただ、塾生さんの牌譜を見ていても、今は「牌効率さえ鍛えれば、総合的に強くなる」方が非常に多くなっているように感じます。
詳しくは下の記事に書きましたが、
簡単に述べると、読みなど「牌効率以外の要素の比重が大きい」麻雀を打っている人が多いですね。
誤解しないでほしいのですが、先に述べたように読みなども「必要」です。麻雀は総合力頭脳ゲームなのですから。
しかし、実戦において牌効率の穴が大き過ぎて、アガれる手をもらっても、自らアガれなくしている方が非常に多い印象です。これは非常に由々しき事態です。
牌譜を見ていても、雀聖3や七段の方に、
「牌効率さえ鍛えたらもっと強くなります」
とアドバイスすることが多々ありますね。
※質問があったので追記しますが、このnoteでは、
「牌効率」≒「枚数だけでなく打点や速度を含めて、価値のあるアガリを目指した効率のよい牌の組み方」
というような意味で使います。幅のある言葉ですし、他家対応があまり入らないときの牌の組み方という意味も付随します。他の方の用法と意味はズレるかもしれませんが、ご容赦ください。
麻雀は数字を組み合わせるゲームです。牌効率はシンプルに手を組む以外のところにも活きてきます。
最近少し話題になっている「コンボ理論」も、要は牌の組み合わせパターンをざっくりと数値化する考え方です。
この理論も、枚数をもとに可能性を考えていくわけですから、絵合わせ的な牌効率の一種でしょう。
ここまで実戦中に細かく「牌の組み合わせ」を意識するのは難しいでしょうが、ということは各人「牌効率を磨く余地がある」とも言えますよね。目安として、実戦中に物理的な当たりやすさを考えることで、「明らかに差のある」選択でのミスは減りますから。
また、「手が悪いときは最初から手を組まないからいいよ」という考え方もあります。
このような守備的な思考も大事ですが、そもそも牌効率をきちんと理解していないと「手が悪い」ことをなんとなくでしか掴めません。「この手がアガれるか、アガれないか」をしっかりと把握するためにも牌効率は必要です。あなたは「手が悪い」ことを「手牌についての具体的な理由」で説明出来ますか?
また、最近では、Mリーグで守備型の竹内さんが活躍していますが、早めにスリムに構える「手の見切り」は「河からの速度読み」を始めとする、卓越した「読み」に支えられています。そして、竹内さんはもちろん牌効率も理解しているわけで、だからこそ自分の手と相手の手との速度差を考慮して、「他家との間合い」がとれるわけです。
先に書いたように、雀聖3や天鳳七段の人でも牌効率を鍛える余地が大きいということは、大半の打ち手が牌効率を磨く余地がある、そしてそれが成績の良化に繋がると言えるでしょう。鍛えなくてもいい、完璧な人はほんの一部です。
「コンボ理論の完全理解」くらいまで牌効率を昇華出来たら最高でしょうが、そこまで詰めるには時間も必要です。
60点を80点にすることと比べ、78点を98点にするのは難しいものです。深い理解が必要ですからね。そういう意味で「何切るだけしていても行き詰まる」のも正解と言えるでしょう。
そして、繰り返しますが、読み、押し引きなど他の要素も重要なので、「何切るばかりでなく、別のところに力を入れて総合力を鍛える」のは有効になってきます。
一例として、実況プレイをみることや牌譜検討をしてもらうことも、座学の一つです。
また、当然ながら「実戦経験も必要」です。打つことから逃げていては、実戦での麻雀に繋がってきませんからね。
と長々と述べましたが、結局は「牌効率は大事!」だけれど、「各要素も全部大事!」となり、「麻雀難しい!w」となるわけです。過去にも麻雀業界で、こういう展開が何度もあったような…
それで今回は、みなさんの牌効率が「ここまでは絶対に欲しい」レベルにあるかどうかをチェックする問題を5つ用意しました。当noteには珍しい、平面何切るです。塾生さんが実際に間違えた問題を、平面何切るにアレンジしたものです。「つまずいたプレイヤーがいる」ということは、問題の質につながるかと思います。
何切るの場合は、実戦と違って考える時間もたっぷりあるわけですから、全問正解でクリアです。「おっしゃ!やるぞ!」と気合いを入れて解いてみてください。
もし、間違えてしまった方は、「牌効率を鍛えること」が成績アップに繋がる可能性が高いと言えるでしょう。手前味噌にはなりますが、私が編集&校正をした、ウザク本緑を徹底的に読み込むのがオススメですね。
では、何切るへいってみましょう。
何切る一覧
※どのルールでも使える考え方を説明しています。一応、赤ありルールでお考え下さい。
※全て切る番です。何を切るかをお考えください。
①
②
③
④
⑤
①
イーシャンテンですね。
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