なかなか聞けない絵合わせ牌効率のコツ ~「字牌残し病」を克服しよう~
今週は天鳳牌譜検討がお休みだったので、雀魂検討から数scene、具体的牌姿をピックアップします。
牌譜検討配信や牌譜添削サービスを繰り返す中で、本当に多いなと感じるのが、サムネイルやタイトルで触れた「字牌残し進行」です。
雀魂やMリーグから麻雀を始める方が多い昨今、「絵合わせ牌効率」が苦手な方が増えているのを実感します。Mリーグのような固定メンツでの麻雀と我々が打つ不特定多数相手の麻雀とでは、最適戦略は違ってくるでしょう。
Mリーグの選手は捨て牌から相手の速度を推察した上で、字牌を手に残しながらスリム進行をしているのです。
それを我々が見た目だけ真似ることは、アガリ逃しの憂き目につながります。
今回は例を挙げながら、どういう損があるのかということ、「絵合わせ牌効率の重要ポイント」は何なのかということ、これらを詳しく説明していきましょう。
何切る5つ紹介
①
②
③
④
⑤
①仕掛けたあとに覚えておくといい考え方(中級者~)
牌譜主さんは打5pとして、安全牌の東を手に残しました。
仕掛けで大事なことの1つとして「中途半端にスリムにしてアガリを逃すことは、他家の攻め返しにつながる」というのがあります。
この二度受け含みで片アガリの可能性があるタンヤオの手においては、ツモ3467pでのタンヤオ確定ルート&打点アップルートを逃さない方がいいでしょう。5p周りのメンツを河に並べてアガリ逃しをして、そのあと他家がアガってしまうのは最悪ですからね。
また、もしタンヤオ確定のリャンメンテンパイが入ったのなら、相手からリーチを受けた場合にもゼンツすることが出来る(ゼンツした方が大概得になる)ので、押し引きも簡単になります。
逆に片アガリのテンパイでは、他家からリーチが入った場合に引き寄りの選択をとった方がいい場合が多くなります。オリることになったり、不利な勝負を挑んで返り討ちにあってしまったり、厳しい展開になりがちですね。
東を残すと、「イーシャンテンで」他家の攻め返しが起こったときに、1回だけ役に立ちますが、どのみちテンパイした際や、2s3sあたりの有効牌ツモで、東は出ていくことになります。
ならば、ここで打東とするのがオススメですね。
②字牌残しの弊害を具体的に解説(中級者~)
牌譜主さんは打2sとしてスリム化。
この場合は、
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