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【緊急】端のドラ、切り方でみんな損しまくってます。

今回のテーマは「使いにくいドラ」です。

時代の移り変わりとでも言いましょうか、ポツンとあるドラの扱いにも変化があるように思います。

10年ほど前に「デジタル」打法が流行ったときは、巷においては、端牌や孤立字牌のドラが、打点のない手であっても「ヒョイっ」と投げ捨てられていたように記憶しています。

今は逆に、ドラを使うこと、もしくは切らないことを「美徳」として麻雀を打っている方が多いように感じます。

「デジタル」が流行るさらに以前には、雀鬼流で「テンパイまでドラを大事にする打ち方」が大ブームを巻き起こしていたように、

「ドラを大事にする」→「ドラを大事にしない」

という波が交互に来ているのかもしれませんね。

「ドラを頑なに切らない」打ち筋自体は、決して否定されるものではありません。

しかしその、効率としては良くない打ち方をあえて選んでおきながら、「段位戦で勝てない…」とボヤくのは、ワガママもしくは欲張りだと私は思います。

自身に何らかの制約を課すなら、その分の「重り」は甘んじて受けないといけないでしょう。

かといって、いつでもどこでも端のドラを切ればいいというわけではありません。

ドラは「1枚につき1ハン」という、とんでもなくコスパのよい牌です。使えるものなら使いたいですよね。

真ん中の牌ならくっつくのを待てばいいのですが、1 9や2 8の牌はなかなか周りを引いてくれません。字牌ならなおさらです。これが悩ましいところです。

ドラになったからといって、機能的に使いやすくなることはありませんからね。

むしろ、数牌なら隣の牌がドラ表示牌に見えている場合もあるので、使いにくくなります。出アガリに関しても、ドラ周辺は警戒されたり、他の人が使いたくて出てこなかったりで、出アガリしにくくなると言えるでしょう。

ということで、今回は使いにくいドラを上手く扱うためのポイントを、実戦譜を使いながら説明していきたいと思います。

完全に網羅することは出来ませんが、大事な考え方を紹介するので、端のドラを見るだけで「無性に切りたくなる」、逆に「切りたくないと思ってしまう」方は必見です。バランスを調整していきましょう。

タイトルには「みんな」と書きましたが、そういう「使いにくいドラを上手くコントロール出来ないと悩んでいる」方は本当に多いですからね。

そうでない方も、全問正解を目指して、ご自身の「1 9 2 8牌や字牌ドラへのスタンス」を見直してみてください。

では、何切るへいってみましょう。


何切る一覧


※ラス回避ルールでお考えください。⑤は王座の間の牌譜ですが、どのルールでもオススメは変わらないような牌姿となっています。

※点数状況や河などの盤面が大事な問題もありますので、拡大しながらじっくり考えてくださいね。


①オタ風ドラ

何を切りますか?


②役牌ドラ

下家4mポン打中

何を切りますか?


③1 9牌ドラ

何を切りますか?


④1 9牌ドラ その2

何を切りますか?


⑤2 8牌ドラ

下家白ポン打9p

何を切りますか?



①オタ風ドラ


何を切りますか?

現在、8m7p8sの「3へッド」状態のイーシャンテンです。浮いているのは、オタ風のドラ南。

さて、何を切ればいいでしょうか?

考え方のコツとして大事なのは、

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