2 8牌で損しないための重要ポイント~今週の牌譜検討まとめ&戦術紹介~
ドラ絡み頻出何切る(初級者~)
まずはウォーミングアップ。ドラが5pなので、6pがアンコになっても嬉しくありません。ここは打6pがオススメです。6mが綺麗に伸びたら東を落としてタンヤオ、ピンフを狙うのがいいですね。
47pが薄くなってきているので、東が出たら1枚目から鳴いた方がいいでしょう。2300点のアガリはもらえる点数としては少ないですが、相手にアガリの機会を与えずに自分が加点して局を終えられるので、局の結末としては十分です。
2・8の牌と役牌の比較(初級者~中級者)
今回のメインテーマは「2・8牌の扱い」です。麻雀が上手くなってくると、「字牌を残して、要らなそうな数牌を切る」といった打牌傾向になりがちです。牌譜主さんも打2sでした。
しかし、このブロックが足りない手で、くっつきに優れた2 8牌を切るのはやめた方がいいでしょう。
2sにくっつく牌は、1s2s3s4sの計15枚。特に3sの4枚が大きいですよね。また、2s(2枚)を引いて22sとなると、アンコ化するツモ2sを待ちながら、受けの広がる1s3s4sをキャッチすることもできます。
ツモ4s(4枚)ときた24sは4枚受けのカンチャンですが、5s6sツモの手替わりも待てます。
12sのペンチャンですら、ブロックが足りないこの手では貴重ですね。テンパイまで遠いので先に埋れば何の問題もありませんし、ドラが1枚あるのでペンチャンリーチも打つ方が基本的には得になってきます。
対して、孤立役牌はまず残り3枚を縦引きしないと使えません(単騎待ちを除く)。役が出来るのはもちろん嬉しいのですが、リーチを目指す際にはやはり有効牌の少なさがネックです。
一般化してまとめると、
「手なりの手では2 8の牌よりも、役牌を先に切る方がいい」
と言えます。
ホンイツやトイトイといった2翻役が絡む場合は別ですが、リーチを目指す手の場合では2 8牌のくっつきを軽く見ない方がいいですね。
この手はのちに、
このようになります。3458mとなると、なおのこと8mを残して発を切る方がいいですね。7mツモだけでなく、6mをツモった34568mは連続形含みの非常に強い形になります。
字牌を1枚残して進めたい、役を付けたい、といった「なったらいいな」という気持ちは分かりますが、現実的な「枚数」から目を背けてはいけませんね。
ここも打発として門前リーチを狙うのがオススメです。
2・8牌絡み複合何切る&2・8牌の価値を考える上での重要ポイント(中級者~上級者)
2 8牌の扱い、発展編です。上にも書きましたが、ブロック構成とその発展性を考えるのが大事になってきます。
牌譜主さんの考えは
「56789mで2ブロック、r5677pで2ブロック、4r5sで1ブロック。5ブロック足りているのだから、2pや8sは要らないのではないか」といったものでした。
確かに5ブロックを見ることは可能です。ただ、
この考え方だとマンズは2メンツ想定(47m受け)、ピンズは1メンツ1雀頭想定(47p)が本線なので、受け入れがやや少なくなってしまいます。
そこで、2pや8sを残して綺麗に伸びたらどうなるかを考えてみましょう。例えば、2pと8sを両方残して進め、最高のツモである3pを引いた場合には
56789m 23r5677p 4r5s
となります。すると、マンズで雀頭が出来た場合にもピンフ形のイーシャンテンとなる、強い形になりますよね。他には23pや45sといったリャンメンターツの縦引きでもOKです。
このように、2p8sが綺麗なターツになること、そしてそのあとの変化を逃さないこと、これら両方が重要になってきます。よってここは、打北としてぶくぶくに構えるのがオススメです。勝負手なので3pや7sといった「痛い裏目を自ら作り出さない」ことが重要ですね。
スリムに構えたいときや、中盤(8巡目くらい)に差し掛かったなら、他家の押し返しに備えて北を残すのがいいでしょう。
やはり、2 8牌のくっつきは馬鹿にしてはいけません。関連して、
重要関連事項…25、58とあるときの2や8のさばき方(初級者〜上級者)
こういった258を筋で持っている場合の考え方も紹介しましょう。
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