無料の麻雀AI『mortal 4.0』の解析が、ガチで便利すぎる件について
いきなりですが、何を切りますか?
パッと答えられなかった方、「これだと思うけど…」と自信がない方は、一度「mortal」を使ってみてはいかがでしょうか。
mortalとは、雀魂や天鳳の牌譜を解析して、オススメの選択を教えてくれるソフトです。
Mahjong AI Utilities - ゲームをレビューし、一緒にプレイ (ekyu.moe)
特にこういった「差のある平面牌効率」にめっぽう強いのが特徴です。牌効率に不安がある人は、迷った箇所を尋ねるだけでも、十分な価値が得られるでしょう。
ちなみに冒頭の牌譜は、私が牌譜検討放送中に「牌譜主さんのミスに気づかなかった」場面です。落ち着いて考えたら分かるのですが、そのときはうっかりしていました。凡ミスです。
ただ、こういうケアレスミスを容赦なく指摘してくれるのも、AI解析のいいところですよね。
そして、このmortal、先日のアップデートでバージョン4.0になったのですが、全体的に信用度が上がっています。牌譜を20個ほど解析にかけてみて、自分の中では確信に変わりました。
しかも、無料ですからね。素晴らしいツールです。段位戦を打っている方は、一度使ってみるのをオススメします。
今回は、牌譜をひたすら解析にかけてみた中で私が気づいたmortalの特徴や、その精度の高さを「何切る」を使って紹介していきたいと思います。参考として、同じく麻雀AI「NAGA」ニシキタイプの解析も載せてあります。
麻雀AIを使う上での大事な要素を書きましたので、mortalを使っている人、使おうと思っている人はぜひご一読ください。
さらに、冒頭ものをはじめとして、何切る自体も面白いものとなっています。AIは使わないけど…という方も、一緒に考えてみてくださいね。
では、何切るへいってみましょう。
※このあとの牌図は全てラス回避ルールのものですが、どのルールでも使える考え方を紹介しています。
何切る一覧
mortalの傾向その1
何を切りますか?
A.4m B.5p C3s
①mortalの解析
②ニシキNAGAの解析
③上記を踏まえた私のオススメ
を紹介します。
mortalの傾向その2
2pを押しますか?
①mortalの解析
②ニシキNAGAの解析
③上記を踏まえた私のオススメ
を紹介します。
NAGAと比べたときの特徴
何を切りますか?
①mortalの解析
②ニシキNAGAの解析
③上記を踏まえた私のオススメ
を紹介します。
mortalの精度
私の天鳳段位戦の実戦譜から、一局の打牌を紹介します。
このうち、mortalの解析にかけたら何ヶ所指摘があったのかをお考えください。
愚形ブロックが多いので、孤立1 9牌より役牌を残して打9s。
①0メンツ ②愚形ターツが2つ以上
の条件を両方とも満たしている、役がない手なので、孤立2 8牌より役牌を残して打8p。
8pを切っているので、7pをツモ切り。
78pを切っているので、9pをツモ切り。
6mを引いて3mと入れ替え。まだ愚形ブロックが多いので、356mの3mより役牌を優先して残しました。
ここで、対面から北のポンが。刺さるまで、もしくは重ねられるまで役牌を持っておくのは損なので、4トイツになって七対子イーシャンテンになったここで役牌を処理。
同じ1枚切れでも、今通って鳴かれなかった中より、発の方を先に捨てました。
6mがアンコになり、メンツ手の目も出てきました。同じく、あとから重ねられるのは寒いので、先に中を切ります。
69s受けはフリテン含みですが、他が愚形ブロックばかりなので、最後まで78s部分が残る可能性は低いでしょう。受け入れ枚数重視で打5s。
1pは受け入れ、r5mは打点に関係する牌なので、安全牌候補でも打中。1sの安全度が高いのも大きいですね。
2pを引いてイーシャンテンに。対面には通っているので、ストレートに打3p。
1s9mのシャンポンは残り1枚しかないので、78s部分のフリテンは心配しなくてもよさそうですね。アガリよりもテンパイを強く見て、打5sでイーシャンテンキープ。
9sを引いてテンパイしたものの、待ちは残り1枚。値段もリーチのみなので、この手で踏み込むことは出来ませんね。打1sでテンパイ外し。
再びテンパイ。赤は使えましたが、これでも2枚しか待ちはありません。メンツ手の数牌2枚待ちは、5200点がないとリーチには踏み切りづらいですね。ここもダマテンに構えました。
結局、横移動で終了でした。
mortalの判定は…?
いきなり何切る解説
冒頭から随分引っ張りましたが、
ここでは、
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