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手詰まったときに「複数枚ある牌を切る」ことで、みんながミスりまくっている件について。〜実戦問題5選〜

戦術が流行ると、響きのいいワードだけが広まってしまって、その目的や細部がぼやけてしまう、というのはよくあることです。

「言葉が先走っている」

状態ですね。

今回のテーマである、「手詰まりをしたときは複数枚ある牌を切る」もまさにそうです。

この知識はここ数年で急速に広まっていったのですが、間違った状態のまま使っている人が急増しています。

それは、先日のnoteで出題した、

この牌姿から「9pを切る」と答えた人が非常に多いことからも分かります。

こちらの解説は、下のnoteを見ていただくとして、

今回は、手詰まりを起こしてベタオリをする際にどの牌を選ぶのが最も良いのかというテーマに特化して説明したいと思います。

塾生さんが迷ったり、ミスをしてしまった実戦譜から5つの場面を持ってきました。

何切るを解いて解説を読むことで、守備力をアップさせてくださいね。NAGA5タイプと、mortalバランスタイプの解析もつけております。

この記事を読めば、上に紹介した立体図で正着を選べるようになるでしょう。

では、何切るにいってみましょう。

何切る一覧

※ラス回避ルールの牌姿を使っていますが、赤アリならどのルールにでも当てはまる戦術を説明しています。

対面南ポン打9p、白ポン打6m

何を切りますか?


何を切りますか?


何を切りますか?


何を切りますか?


何を切りますか?


対面南ポン打9p、白ポン打6m

何を切りますか?

対面は2副露ですが、テンパイしているかは分からないので、「確実にテンパイしている」リーチの対応をしましょう。

1枚ある筋の2sか、2枚ある筋の3pかを切ることになるわけですが、ここでのオススメは、


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