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磯田道史著 日本史の内幕 から

磯田道史著 日本史の内幕 中公新書2455@2017.10

磯田先生の話に淡路島の古老の話で「人に厄介なもの3つある、それは、神様とお金そして国家」とのこと、この古老も偉いがこの話を拾ってくれた先生には、感謝しかない
そして、この3つともスマナサーラ長老によると人が造った妄想だということを教えてくれている、有難い

この本の中に「城中の雪隠は指物で入ってもかまわぬほどに、上を高くするものなり」というのがある、背中にさしている旗指物を忘れるなってことらしい
なるほど、なるほど、おしっこの時に背中の旗がつっかえて、慌ててる様が想像され、リアルな感じがする
ここは、家康じゃあないが、馬上の脱糞の話まで展開してもらえるともっと面白いことがあるかも知れない、おしっこくらいは、垂れ流しで戦っているかなとか、学徒動員の神宮球場では、おしっこの小川が流れていたとの話もあるし・・・

そして、物見の報告は、5千と観たら、2千余り、1万なら5千と報告せよ、大将もその分別して聞くもの也ってのがある、先生は、文字通りに解釈されているようだけれど
敵の数は、怖いからどうしても多めに見てしまう、心理もあるかも知れないし、どうやって数えるのかとかは、孫子でも考察されている、戦場の心理を考えるともっと面白いかも知れない

いろいろ考えるきっかけをいただき、磯田先生には、感謝しかない

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