らんまん ほんなコツ、はらんたつ!
朝ドラに「らんまん」てのがある、主人公が土佐佐川にいたときは、何気なく観ていた、あいみょんとかの主題歌は、なかなかいい
それが、東京に出てきたあたりから、だんだんと観ていられなくなった、なぜか腹が立ってしかたないのだ
何で腹が立つのか、訳がわからなかったのだけど、この前、部屋で寝転んでいたら、ふと、腑に落ちた
それは、長男の責任と言うものだ、なんだこのわがままもの!ってことだ
かつての日本の価値観の一つ、いや、子供を罵倒するのに、この我儘者!ってのがあった
良し悪しは、ともかく、江戸時代から治る世をつくるために、どんなに愚かでもまずは、長子相続と定め、次三男には、ゆくゆく家に住むこと、田畠さえも分けてもらえないのだ
田畠を次三男に分ける行為は、そう「タワケ者!」と呼ばれ世間からバカにされたのだ
多分、次三男側にも言い分、いろいろな思いのある中、長男は、継ぎたくもない家を親戚一同も含めて、無理矢理背負わされ、いろいろなしきたりを守り、苦しくても、悔しくても、その重積を果たしてきた長男も多かったろう
親の財産を引き継いで、年老いた親の面倒、次男以下、嫁に出したり、優秀な弟は、養子にやったりと、苦労は、絶えない、冠婚葬祭の差配、義理、お付き合いなどなどは、全て長男だ
男は、責任によってだんだん大きくもなる、いくら長男の甚六とか言われていても、わらって済ませて、一族の繁栄を図るのだ
それなのに、この主人公は、許せない!あの天真爛漫さが許せないのだ
そんなことに気がついた、何でひでぇ奴だ、ふてえ野郎だと江戸っ子の口真似をしたくなる
よく見るとタイトルもタイトルだ、本当に稼業を潰し、造り酒屋の従業員も離散してしまったのだろう、ほんとにひどい奴だ
あんなことが許されるわけがない、次三男は、自分で生きて行かなければ、ならないけど、あの責任は、とらない、とれないのだ
まず、家業大事に、家族、一族を守る、それをあんなに放ったらかして、らんまん、観てられない