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やなせたかし著 何のために生まれてきたの?
ご存じ、アンパンマンの作者、NHKのインタビュー番組を編集、活字にしていただいた様である
著者は、40代半ばまで、要するにアンパンマンの大ヒットまで、あまり売れない漫画家として、書き続けてはいたものの、宣伝部員、雑誌記者、舞台美術、脚本家、構成作家等々といろいろな仕事をされていたそうである
薄い本なのですぐに読める、素晴らしい内容だ
このタイトルは、身にしみる、スマナサーラ長老のお話しにもこの問いがある
自らに問うしか無い、このフレーズ、何のために生まれてきたの?
設計やってた時は、GEの原発設計の思想を少しでも後の技術者に残そうとし、その後、新入社員向けの教科書の様なものを作ったりした
思いがけず他の部門に異動になったときは、エネルギーサービスを担当になり、その思想的背景を調べ、電力会社と一緒に現地調査などもした
当時、ESCOと称していたが、要するに日本の伝統的商習慣である、大きなビル建物は、そこを仕切ったゼネコンなり棟梁が代々面倒をみて、中規模改修、大改修、そして建て替えをしてゆく
そんな仕組みを基に金融の衣を被せたものだった
日本では、途中赤字だけど、常に建物の状態を確認して、提案する、そう日々耕しているのだけど、金融の衣をかぶるとその人件費は、大型物品のリース代の中に組み込まれるのだ
何のことはない、田口玄一先生の理論から、シックスσが生まれたように、手塚治虫のジャングル大帝からライオンキングをリメークしたように、結果として、日本からお金が支払われてしまう
日本人が伝統的に作ってきたもの、仕組みだから、日本人に親和性があるのが当然で、舶来ものを有り難がる習性は、変わらない
そして、お釈迦さまのおっしゃっている、だから、少しでも何かに役立つ人生を生きましょうねって言われているのに、その答えを探し続けて徒らに馬齢を重ねてしまった