最期の授業@いわき
ご縁があって、環境・エネルギーについての授業を担当させていただき、それが、今回が最期になってしまった
この分野は、物理・化学の原理に近いところを中心にすると変わらない世界が広がるが、エネルギーそのものは、すこぶる政治的な側面があって、世界情勢、戦争、為替レート、新技術、技術革新などなど、山の様に変わってゆく、そして広がる
そして、もう一つ環境と云うキーワードは、調べれば調べる程、報道されていることが、何年か経つとどうも怪しいとされる事もある、でも一度流行すると、どうも間違いだったとは、誰も言ってくれない、いつになったら良いのか、確定しないのだ、キリがない
だから、授業では、両方の説明をする様にしている、例えば、マイクロプラスチックは、蓄積するとか、有害とか云う説もあるが、一般的に物は小さくなると表面積は、半径の二乗できくので大きいものに比べて相対的に酸素に触れる割合が大きくなり、反応が進みやすい、だから、粉は、細かくすると爆発するよとか
殺虫剤で有名人なDDTは、ながらく人に対して毒性があるとされていたが、あまり強く無いと云う説もあり、今は合法的にマラリアを媒介するハマダラ蚊の駆除には使われています、マラリアによる死亡率との見合いで使用が選択されている様だとか云々かんぬん
そして、エネルギーは、この頃、二酸化炭素、地球温暖化の関係が議論されていて、まさにこれが避けて通れない課題になってきている
カーボンフリーとか云うけれど、植物の食べ物は、二酸化炭素と太陽の光だ、それを食べている我々の体は、炭素で出来ている
400ppmの二酸化炭素を吸って、1000ppmあまりを吐き出して、炭素の酸化作用の発生熱で生きている
温暖化とか何とか言っているけれど、植物が二酸化炭素を食べてくれなければ、我々は生きて行けない、二酸化炭素が無くなれば、植物が枯れ、そして動物も死に絶え、この地球は、本当に死の星になってしまう
二酸化炭素は、エネルギーレベルが低くて、これ以上、使い道のない、ほとんど最終的な物質なのだ
地球の温暖化への寄与は、大気中の雲、水蒸気が7割近く占めるのに、どうして2割強の二酸化炭素が少し増えていることに戦々恐々としているのだろうか
私たちは、「寒さの夏はオロオロ歩き」、そう寒いと飢饉に襲われてきて、人身売買どころか、もっとおそろいことに直面してきたのは、ついこの間だ
寒いと植物は、育たないのだ
こんなことは、露骨には喋れない、でも、宮沢賢治の有名な詩を口ずさみ、物理の原理だけは、話す事ができる
立派な大人なので、ご自分で考えて下さい、そこまでだ
あと、0秒思考のフローチャートは紹介した、新しい職場、転職、困難な事に直面した時のためのノウハウの一つだ
100項目もでやしないけど、頭の中を空っぽにして、書き出し、KJ 法でグループ化、アイゼンハワーとパレートの法則を駆使して、重要なのから取り組むのだ、これは、一生使える、あなたも塩田剛三になれるようよっていうものだ
いわきで素敵なお店を見つけた、FAROと云う宿屋、カフェだ、夕食に利用させていただいた、近くの高校生が勉強していた、かつての名門岩城女子高で、今は名前が変わってしまったようだ
いわきにも、こんなオシャレな宿・レストランが出来た、時代はどんどん変わってゆく
変わらぬものと変わってゆく物事、そして老兵は、次の方々に譲るのだ