仕事のための方法論 その⑧ パーキンソンの法則 続き
パーキンソンの法則
役人の増加ってのが、自然法則のように一定率で増加するということ、世の中は、こうやって出来ているということを教えてくれていた
次々と目から鱗が落ちる様な驚きの内容は、購入なりして勉強してもらうとして、もう一つ、切実な課題として後継者問題というものを紹介しよう
ここにもパーキンソンは、鋭い分析を示しくれている
一般に成功した人は、22歳で資格取得、25歳で思慮分別、32歳で昇進、37歳で責任、40歳で権威、47歳で業績、56歳で栄誉、62歳で尊厳、65歳で叡智、72歳で邪魔なの年となっている
さて、多くのデータから、後継者との年齢差は、平均値15歳だったとのことである、上司が62歳で尊厳の年となっている時に、後継者は、47歳で業績の年に達しているのである
まさに危機は、この時に起こるのだ、上司がまだ支配をしているので、部下は、その野心を遂げることが出来ないことになる、または、政権交代に類したことが実現出来れば、前任者の様な成功への道が開かれる
業績を上げる機会の無かったものは、その上司の退職までの約10年の不遇の時を過ごさざるを得ず、まして栄誉も得られない、要するに使い道のない人間になってしまうのである
逆に言えば、上司が退職のタイミングを計るべき時期が、後継者の年齢を見ることに如かずということでもある
このように、人間の本性は、変わらないのであるから、多くの悩みは、この本性を理解した上で、それをどう使うかという問題にかかて来るようである
そう、これもあなた方の人生観次第なのだろう
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