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がはくのバンド

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2020年8月の記事一覧

『ダリ』生誕100年記念の回顧展に行ってきたよ🖼 東京フィールドワーク編【ネガティブリアクションズ⑱】

冬の近づく秋夜。2006年。 肌寒い大阪駅(梅田)のバス停に2人はいた。 乗車場の場所がいまいちわからず、遅刻しかけたわりには片手にホクホクの肉まんを持ちながら。 その2人は、 当時、関西で活動中のパンクバンド『ネガティブリアクションズ』のギターボーカル画伯ちゃんと、リードギターの妹子。 (ドラムの鼻でかは日常生活の中で待ってくれていた) 今回の目的は、画伯ちゃんの大学の卒論のフィールドワークのため。 東京へ向かう数ヶ月前に、妹子に声をかけて誘った。 前回まで書い

🎆花火の煙みたいに、この星空に溶けていけたら...🌃免許合宿ラスト【ネガティブリアクションズ⑰】

福島県にいた。2006年の9月に。 出会って半年も経たないバンドメンバーの妹子と、合宿で免許を取るために。 合宿の始まった当日。 教習所や食堂の人と、すんなり打ち解けることができて安堵の画伯ちゃん。 しかしそれも束の間だった。 ・大阪人に対しての差別心を感じるホテル ・姿の見えない、狂暴だと噂されている、犬の匂いと気配と怪音 ・部屋の床一面にばらまかれたままのチキンラーメンの欠片たち いろんな要素が同時に絡み合い、恐怖と絶望に2人は包まれていく。 狂気に触れたのか?

【不気味な話】部屋の真ん中に浮かぶもの。【性的な話】ぬいぐるみに行為を見せる少女。(ネガティブリアクションズ⑯免許合宿3)

免許合宿に訪れていた。疲労困憊でたどり着いた福島県新白河にある自動車学校。 着いた瞬間からはじまる技能教習、学科教習。 限界の画伯ちゃん(ギターボーカル)と妹子(リードギター)。 世界一おいしい食堂のご飯に出会い、なんとかテンションが戻ったところで、ホテルへ。 やっと休めると思った2006年の夏(9月)。 待ち受けていたのは、 ・大阪に差別心のありそうな愛想の悪いホテルの受付 ・投げ渡される部屋の鍵 ・半地下の部屋で巻き起こる恐怖体験。 そして地下に行くためのエレ

【怖い話】『幻覚の見え出した2人!?』の免許合宿2【ネガティブリアクションズ⑮】

大阪から移動して、40時間ほど経過した妹子と画伯ちゃん。深夜バスと鈍行電車に揺られて目指していたのは福島県新白河市にある『白河自動車学校』だ。 合宿で運転免許を取得するため、バンドに新しく入ったメンバーの妹子と2人でここまでやってきた。 俺たちネガティブリアクションズの活動を止めてまでの合宿。 2006年の夏(9月)の間に、絶対に合格しないといけない! ・持ってきすぎた大量の2週間分の荷物 ・初めての東京、豪雨 ・謎の隙間時間を設けた、苦しい24時間観光 それらを乗り

【旅】『一緒に免許合宿いこうや!』🚗💭【ネガティブリアクションズ⑭】

3人での初ライブを終えた、新メンバーのギタリスト「妹子」率いるベースレスバンドの『ネガティブリアクションズ』。 2006年の夏に、仲良く京都旅行をしていた。 この頃、メンバーのドラムである鼻でか(ドラム)に、画伯ちゃんが話をした。 「ちょっとバンドの活動ペース落としてもいい?大学が夏休みの間に免許取りに行きたいねん」 と。 前回までは↓↓↓ まとめマガジン↓↓↓ 合宿免許先を探そうや! "大学生の間に免許を取得してほしい"という、両親の説得に大いに納得した画伯

【旅】そうだ、京都行こ!(※新メンバー妹子との初ライブ映像あり)【ネガティブリアクションズ⑬】

ポップで小さな女の子「妹子」を新メンバーに迎え入れたネガティブリアクションズ。2006年の春に"3人組のPUNKバンド"になっていた。 これからどんな活動をしていこうか... 前回までは↓↓↓ まとめマガジン↓↓↓ わたしたちの練習風景 普段の練習に使うスタジオまでかかる"妹子"の時間は2時間ほど。電車賃も高い。 画伯ちゃんと鼻でか(ドラム)は近所だったので、妹子の電車賃を(別に妹子は求めていなかったはずだけど)割り勘にすることでお金問題をクリアにし、かかる時間は

新メンバー妹子の加入!2006年に動き出した【ネガティブリアクションズ⑫】

2006年春。2人組で活動していたPUNKバンド「ネガティブリアクションズ」は表現の限界に辿り着いた。 実際に辿り着いたというよりは、見えてしまったから。 このままだと、この感覚でバンドは停滞し、それは限界に辿り着いたというのと同義に。 見えないものを追いかけていきたい。 永遠に焦がれるものを追い求めたい。 でも今思えば、あのままずっと2人組だったら... そんな未来も気になっちゃうな。 前回までは↓↓↓ 前回の動画は↓↓↓ まとめマガジン↓↓↓ 新メンバー探

【※映像あり】「中期音源集YouTube」ネガティブリアクションズ⑪

再び2人組になった狂気ポップなPUNKバンド「ネガティブリアクションズ」 いろんな芸術・知識を吸収していくギターボーカルの画伯ちゃん、ドラムの鼻でか君。 音楽を利用して、表現で世界を変えたい。 童貞で、友達もいなくて、部屋に1人。 教室では、カーテンに隠れてCDプレイヤーを聞いて逃避。 そんな男が本気を出したら... 本気を出したら、一体どうなるんだろう...? 前回までは↓↓↓ まとめマガジン↓↓↓ 2人組のネガティブリアクションズ 2005年秋頃。 ベース

芸術で君を殺せるなら!(月刊おもひでを発行し、スタッフにゆきちゃんを迎えた、俺たちの名前は...)【ネガティブリアクションズ⑩】

自分のバンドの自作HPに寄せられたお便りをきっかけに、好きになった女性の自殺未遂。ベーシスト色白の脱退。見え始めた謎の影(幻覚/幽霊)。 そして3人組の時期に"初めてレコーディングしたネガティブリアクションズ" 前回は、その音源の1曲目「ノーラバー ノーフレンズ」のミュージックビデオ(2020年制作)を届けした。 (是非、YouTubeのチャンネル登録よろしくお願いします!) 今回は ・月刊誌の発行 ・ネガティブリアクションズにスタッフ加入 ・ネットに残っていた当時

【※MV映像あり】ノーラバー ノーフレンズ【ネガティブリアクションズ⑨】2005年作品

再び2人組になってしまったネガティブリアクションズ。"世界を変えてみせる"と意気込んで組んだPUNKバンドだ。 ベースが抜ける直前に3人でレコーディングした、1stデモ音源が手元に残っていた。 「メンバーをゆっくり探しながら、2人でもプレイできる音楽をやっていこう。この狂気性を保ったまま」 ドラムの鼻でか君と、2人でそう話していた。 2005年の夏のことだ。 前回までは↓↓↓ まとめマガジン↓↓↓ 新しい音楽 童貞由来の謎のエネルギー。絶対的な自信。 2005年