なんでわたし、会社やめたんだっけ?
ネタと時間が足りなくて、しばらくnoteをお休みしていました。
たまには音楽と関係ないことも書いてみます。
相変わらず、まだ就職活動を続けています。
こんなに決まらないのも志望業界の特殊さ、かつ前職と無関係なことが大半の理由なのは重々わかっているのですが、ちゃんと夢を目指すために会社辞めたのに(どうもこうもこのザマよ!)とか、たまにめちゃくちゃ気持ちが塞がることもあります。今、わりとその時期です。
いつまでも求職中なのも逆に夢から遠ざかりそうだなと思いつつ、鬼ハードクエスト(体感)を冒険中の状態です。また今度も諦めないといけないのかなあ… と思い始めてもきていて、また心が押し潰されそうになります。あかんあかん。
夢を追うのって、つらいことも多くありませんか? わたしもまだ道の途中で悩んでいるところですが、もうしばらくはちゃんと前向きに活動を続けていくため、この今の気持ちを一度書き残しておこうと思います。
もし同じく夢を追いかけて、なんならちょっとしんどくなってきてしまっている方が読んでくださっているのなら、同じようになってるこういうのもいるんだな〜と思って読んで頂けると嬉しいです。
資格は武器なのか、装飾品なのか
仕事をしていたときは「資格をとること」をがんばっていました。その仕事では実務経験として証明できるスキルがあまりに少なくて、履歴書も職務経歴書も貧相すぎる、と思っていたからです。さらに資格として社外に証明できるものも実務を通しては一切なかったし、何より同じ仕事はどうしても続けたくなかったので、自分でなんとかするしかないという思いが常にありました。仕事に関係のない資格ばかり狙って勉強していました。
興味がわきそうな資格は片っ端から調べて、テキストも買いに行って、仕事の休み時間や通勤時間、暇な時間はよく勉強をしていました。簿記とかの公的な?資格はチャレンジしていなかった(=難易度高い資格は一切持っていない)ので、だいたい独学でも取れました。勉強してるとテキスト2000円くらいで1ヶ月くらい退屈も物欲もなくなるし、めっちゃコスパいいわ〜と思っていました。
シンプルに、できないことができるようになったり、新しいことを知ったりできるのはただただ嬉しいです。そういえば漢検のインタビューで、光浦靖子さんが「資格取得などの目標に向かって取り組んでいると、「自分は学んでいる」と自己肯定できるので生きやすくなります」と語られていました。いや本当にその通りでした。特に、当時のわたしにとって。
でも、これって今の就活に役に立っているの??
それぐらい、資格がES通過や選考に有利になったという感覚がありません。
簿記とか、もっと上位資格(免許としての資格)を持っていれば話は違うのかもしれませんが、志望業界には「必要な資格」や「役立つ資格」というものが明確にはないようで、実務経験がものをいう状況なのもしんどいです。じゃあどうやって最初の足掛かり掴んだらいいねん……
もしかしてわたし、手軽に「スキルを身につけている」気になっているだけなのかな。書いていて心がしんどすぎる。
といいつつ、勉強のために何度も仕事ごと変えていくのもあまり現実的ではないし、勉強したスキルを客観的に証明するには資格も大切かなと思うので、勉強は毎日続けています。試験料も1回で馬鹿にならんので、計画的にやらないとな。
「急がば回れ」って???
この前、ネットニュースで偶然この記事を読みました。漫才師としてキャリアをスタートさせて「お笑いビッグ3」とまで呼ばれ、今では日本を代表する映画監督のひとりにもなっている北野武さんですが、元々お笑い志望ではなかったそう。自身のキャリアについては「(略)だけど「急がば回れ」ってことが人生にはあるんだよな。すぐに夢が実現するのが幸せだとは限らない。」と語っておられます。
ぜひ、前後の話も含めて原文をお読みください。
また、音楽プロデューサー・ベーシストの亀田誠治さんも、グッドモーニングアメリカのベーシスト・たなしんさんのYouTubeチャンネルで自身の過去を振り返って「10代・20代のうちの4・5年の回り道なんてなんてことはないから!」と語られています。
亀田さんのこの動画をはじめて観たのは仕事をしていたときだったので、この言葉に本当に救われていました。目指すところへ自分は明らかに遠回りをしていて、友達は目指す業界ではなくてももっと確実に前に進んでいる。なんなら明らかに最短ルートを選んだ知り合いも知っている… 社会人として責任を持って働いてはいるけれど、毎日劣等感で死にたくなりました。そんなときにこの亀田さんの言葉を聞いて「この経験も、将来何かの糧になるのかもしれない」と思えるようになりました。
でもどうでしょう。タイミングが悪かったのももちろんあるだろうけれど、現状、なかなかルート修正ができていません。そんなこんなのうちに、すぐ4・5年なんて過ぎてしまいそうで、今度はこっちの不安におびえたりもします。
そんな不安な気持ちで、先のたけしさんの記事を読みました。
すぐに夢が実現するのが幸せとは限らない。わたしの少ない人生経験でも、なんとなく意味を察することはできます。でも、そもそも夢を実現「できるかどうか」についての不安が捨てきれないときがあります。求人にも年齢制限というタイムリミットがある(ことが多い)なかで、これから先もずっと、夢を追い続けられるのかが不安なのです。この考えに至る時点で凡人だなとは思うのですが…
回り道にもルートはいくつもあるし、もしまたそこを辿ることになったとしても、ちゃんと進む道は考えなければいけないな、と思っています。転職エージェントの方に「離職後3ヶ月を超えると書類通過率がガタ落ちする」って言われたのが今でもダメージです。今の状況を踏まえたらわからざるをえないけど…
根本的な情報不足
なかなか不安になり始めると止まらなくなってしまいますが、この理由を考えると「周りに転職した人が少ない」ことが一番の理由のような気がしています。未経験からどうキャリアチェンジするのか、特に志望業界にどう向かっていったのか、これまで具体的に知る機会がなかった。といっても周りにツテは一切なかったし(新卒時代、キャリアセンターでOB・OG検索をしても志望企業に行かれている方が一切見つからず絶望したのを思い出します)情報が少なすぎて、具体的にどう行動していこうだとか「まだチャンスはある」という安心感を感じられたりすることもなく、エージェントのアドバイザーの方からの情報をもとに、ひたすら「最悪の事態」におびえながら霧の中を進んでいるような実態なのだろう、と思うのです。
もっと元をたどれば「新卒時代が馬鹿すぎた」というところにもなりますが、ここばかりは、後悔をはじめると「死にてえ」としか思わなくなるのでやめます。今更変えようもないので受け入れるしかない。
まずはせっかくnoteをやっていることだし、他のクリエイターの方のnoteを読みながら、改めて自分のキャリアづくりの参考にしていきたいなと思っています。
特に未経験転職の経験者の方、学ばせてください。
もがいていくしかない
転職活動を進めていくうちに、わたしが新卒就活(と、転職活動はじめたて)のときに、いかにただ「その企業で扱っている〇〇が好き」という気持ちだけで活動をしていたのか、痛いほどに思い知りました。面接は今も当時も苦手なほうで、noteを始めた目的も思考の言語化と「伝える」ことへのトレーニングだったのですが、それ以前に「選考に臨むマインド」から問題があったことにようやく気づいたのです。
ここに気づけたおかげで、新卒とは比べ物にならないくらいバカスカ落ちるESも書き方のコツを掴んできたし(通るようになってくると自信になってくるし、通らないときは「他に経験者の方がいたのか〜」くらいに思うので気持ちが安定する!)、面接も質問を事前に考えたり準備しておくことで、わけのわからないことを口走るケースが格段に減りました。めっちゃ基本的なことしか言ってない…
どうなるにせよ、働く意志は確実にあるし(税金も保険料も高えっす)、まずこの求職中は今と変わらず、腐らずに行動し続けることが最低条件だなと思うので、そこだけはくじけないようにします。勉強も応募もどっちも大事にする。あと何かしてたほうが気が楽です、たぶん。
noteのおかげで自己分析も進んだし、文章構成力がついた実感も少しづつあるので、ここも前よりペースは落ちてしまうかもだけど、ちゃんと書いていきたいです。そのためにはインプットもしなきゃなあ。
この数ヶ月、自分と向き合いすぎて自分がわからなくなったりもしています。でもこの経験もいつか財産となるようにしたいし、そんな人生を送っていけるようになりたいと思っています。この文章を読み返したとき、笑いとばせるようになっていたいです。先が見えないのはめちゃくちゃしんどいけど、生きる。
ここまでろくに構成も考えず思いの丈を書き殴りました。文章にする前はごちゃごちゃしていた感情が、書くことですっきりまとまった感覚があります。やっぱり整理して吐き出すのって大切ですね。
最後に、わたしの今の状況、同じく夢に向かって「挑戦している」方全員の背中を押してくれる、Creepy Nuts × 菅田将暉「サントラ」をご紹介して、この決意表明文の結びとします。
夢なんて見なけりゃ苦しまない
それでもこうしてもがいて行くしかない
あの日踏み外したレールの向こう側に
刻みつける物語