
戦うべき相手を見定めるための時間稼ぎ
おはようございます! 「時は金なり、とも稼ぎ」根太幸吉です。
何かに対して怒りを感じたり、不満を抱いたりすると、すぐに行動を起こしたくなることがあります。しかし、その勢いのまま突き進むと、思わぬ方向にエネルギーを消費してしまい、後から「本当に戦うべき相手だったのか?」と疑問に思うこともあるでしょう。今回は、焦らず冷静に戦うべき相手を見定めるための時間稼ぎの方法を紹介します。
1. 目の前の相手は本当に「敵」なのかを考える
怒りや不満が向く相手は、本当に「戦うべき相手」なのでしょうか?
一時的な感情に流されて、単なる伝達者や代理の存在に対して攻撃的になってしまうことはよくあります。
その相手が、単なる「情報の中継者」や「システムの一部」にすぎないのではないかを考える。
自分の感情を思考パーキングノートに書き出し、怒りの本質がどこにあるのかを客観的に分析する。
2. 本当の原因はどこにあるのかを掘り下げる
戦うべき相手を間違えると、問題が根本的に解決されず、ただ消耗するだけになります。
「自分は何に対して本当に不満を持っているのか?」を掘り下げる時間をつくりましょう。
「なぜ?」を5回繰り返して、自分が本当に解決したい問題の根っこを探る。
例:「上司の言葉に腹が立った」→「なぜ?」→「不公平な評価をされたと感じた」→「なぜ?」→「評価基準が不明瞭だから」→「なぜ?」……
直感的に「敵」と思った相手が、実は別の構造的な問題の一部ではないかを考える。
3. 感情と論理を分けて整理する
怒りや悔しさがあると、どうしても論理的な思考ができなくなりがちです。
感情に流される前に、一度整理してから次の行動を決めることで、誤った相手を攻撃するリスクを減らせます。
頭の中にある「感情」と「事実」を紙に書き出し、分けて整理する。
例:「〇〇さんの態度に腹が立つ(感情)」→「〇〇さんは〇〇の発言をした(事実)」
信頼できる第三者に話し、感情的になりすぎていないか確認する。
4. 「戦わない」という選択肢を持つ
必ずしも「戦う」ことが最適な解決策とは限りません。
ときには、距離を取ることや、別の方法で影響を与えることが効果的な場合もあります。
戦う以外の解決策を3つ挙げてみる(交渉、環境を変える、第三者を巻き込むなど)。
もし自分が「戦う」ことを選んだとして、それによって何を得られるのかをシミュレーションしてみる。
5. 戦うべき相手を特定し、戦略を立てる
すべての準備が整ったら、ようやく「戦うべき相手」が見えてくるでしょう。
ただし、戦うなら無闇に感情をぶつけるのではなく、冷静に戦略を持つことが大切です。
相手の立場や目的を分析し、どのような動きが有効かを考える。
先手を打つべきか、待つべきかを判断するために、情報収集の時間を確保する。
「戦うべき相手を見定める」には、感情のままに動くのではなく、一度時間を稼ぎ、冷静に分析することが重要です。誤った相手にエネルギーを使わず、本当に意味のある行動を取るために、まずは 「本当の敵は誰か?」 を見極める時間を確保しましょう。
というとこで、幸吉でした。
今日もご安全に、時間とお金をともに稼いでいきましょう!