相手の反応にモヤモヤしたときの時間稼ぎ
おはようございます! 「時は金なり、とも稼ぎ」根太幸吉です。
人と関わる以上、相手の反応が期待と違うことはよくあります。あいさつをしたのに返事がない、親切にしたのに感謝がない、努力したのに評価されない——そんな場面にモヤモヤするのは、ごく自然なことです。
「見返りを求めるのはよくない」と自分を戒めるのも一つの方法ですが、それではかえって心が苦しくなってしまいます。「見返りがほしいと思うのは当然だけど、だからといって心が乱れるのも損だな」と思えたら、少し気持ちが楽になるかもしれません。
今回は、そんなモヤモヤを抱えたときに、どのように時間を稼ぎ、心を落ち着けるかを考えてみます。
1. 「モヤモヤするのもしかたない」と自分に言ってみる
モヤモヤを否定しようとすると、かえって意識がそこに集中してしまいます。「こんなことでイライラするなんて、自分は器が小さいのでは?」と考え始めると、余計に感情がこじれてしまうこともあります。
まずは、「あいさつをしたら返してほしいと思うのは当たり前」「親切にしたら感謝されたいと思うのは、人として自然なこと」と、自分の気持ちを認めることが大切です。
2. 「それでも自分はどうする?」と考える
モヤモヤを認めたら、「では、自分はどうするのか?」を考えます。相手がどう反応するかはコントロールできませんが、自分の行動は自分で決められます。
たとえば、「あいさつを返してくれなかったけど、次からもしないことにする?」と自問してみます。その答えが「いや、返事がなくても自分はあいさつをする人でいたい」なら、モヤモヤしつつも納得しやすくなります。
「期待せずにやる」と決めるのではなく、「自分はどうありたいか」を基準に考えることで、相手の反応に振り回されにくくなるのです。
3. 「この経験、どこかで役に立つかも」と思ってみる
モヤモヤを感じるのは、それだけ何かを学んでいる証拠でもあります。「思ったように反応が返ってこないこともある」という経験をしておけば、同じような場面に遭遇したときに「こういうこともあるよね」と受け流しやすくなります。
「このモヤモヤ、あとで誰かと話すネタになるかも」「こういうときに平然としていられるようになったら、自分の成長につながるかも」と考えれば、少しは得した気分になれるかもしれません。
4. 「こういうときは◯◯する」というルールを作る
モヤモヤを感じたときに、すぐに心を切り替えるのは難しいものです。そんなときは、「こういうときは、とりあえず◯◯をする」というルールを決めておくと、気持ちを立て直しやすくなります。
たとえば、
モヤモヤしたら、スマホのメモに「モヤ」とだけ書く(あとで見返すと、意外とどうでもよくなる)
5秒間、ゆっくり深呼吸する(体を落ち着けると、気持ちも整いやすくなる)
その場で「まあ、そういうこともあるよね」と小さくつぶやく(言葉にすることで、一歩引いて見られる)
このような小さなルールがあれば、モヤモヤを引きずらずに済むことが増えます。
5. 「相手の事情があるかも」と想像してみる
あいさつを返さなかった相手は、もしかしたら仕事のことで頭がいっぱいだったのかもしれません。感謝の言葉をくれなかった相手は、実は気まずくてどう言えばいいのかわからなかったのかもしれません。
もちろん、「相手にも事情があるかも」と考えてもモヤモヤが消えないこともありますが、「相手が悪い!」と決めつけるよりは気持ちが落ち着くことが多いです。
「こういうときは、相手も何かあるんだろうな」と思う習慣をつけるだけでも、だいぶ楽になれます。
モヤモヤするのは、何かを期待してしまうからです。しかし、期待すること自体は人として自然なことなので、それを責める必要はありません。
大事なのは、「それでも自分はどうしたいか?」を考え、納得できる選択をすることです。
モヤモヤしたときに、少し時間を稼ぎながら気持ちを整理すれば、心の平穏を取り戻しやすくなります。見返りがないと割り切るのではなく、「それでも自分はどうする?」と問い続けることで、自然と気持ちが落ち着いていくはずです。
というとこで、幸吉でした。
今日もご安全に、時間とお金をともに稼いでいきましょう!