2023年10月12日の日記
今日は朝からてんやわんやした。
朝起きて朝食の準備などをしていたら息子が起きる声がして見に行くと、むくりと顔を上げてご機嫌そうな顔をしていた。嫁はまだ眠そうにしていたのだが、昨晩息子が夜中に起きてしまって授乳したりしていたので疲れているだろうと思って息子をリビングに連れていき床にゴロンと寝かせて朝食の準備などを続けた。
息子は楽しそうに一人遊びを続けていてご機嫌そのものだった。
嫁が起きてきて、ご機嫌な息子を見て「ごきげんだねぇ」と声をかけていた。そこでオムツをまだ変えてなかったことに気がついて、嫁に変えてもらおうとおもったときだった。嫁が息子の遊んでいたウーパールーパーのぬいぐるみに血の痕がついていることに気づいた。よく見ると血の痕はお気に入りのラッコのぬいぐるみにもついていた。
また口の中を爪で引っ掻いてしまったのか?と思って見たのだが傷は見当たらない。というか、爪も昨日切ったばかりなのに。。。
と、爪を確認したら左の人差し指に切り傷が出来ていてそこから出血していたのだ。もう血は止まっていたのだが、ゾッとした。
どこで切ったのだろうか?床を手で探ったりしたが何も傷をつけそうなものは見当たらなかった。傷を見つけた時にはすでに血が止まっていたことも含めて、かまいたちの仕業としか思えないくらい原因が見当たらなかった。もはや考えられるのは最近生えてきた下の歯で噛んでできた傷ということくらいなのだが、流石に赤子とはいえ血が出るほど自分のことは噛まないような気がする。そもそも、そんな傷ができたのにずっとご機嫌だったことも不思議だ。
赤ちゃんは痛覚が弱いのだろうか?ときどき不安になる。
そんな傷を見つけて両親はてんやわんやしていたのだが、とうの息子はご機嫌そのもので遊んで欲しそうにキャッキャと腕をバタバタしていた。
こんな時にはネットを見ていろんな対処法をその都度調べたいのだが、だいたいは「ぐったりしたり、痙攣したりしていたら要注意だが、元気そうであれば問題ない」的なことが書いてあることがほとんどで、今回もそうだった。
血は止まっているし、心配することはないらしい。とはいえ、心配なことには変わりなかったが心配しすぎても仕方がないので、心配しないふりをするしかなかった。
朝食を食べて、少し放置されたことに息子が腹を立て始めていたので息子を自分の体に乗っけて遊ばせてあげることにした。
お腹の上に置くと前のめりになって楽しそうに私の胸の辺りを叩いたり、タンクトップの肩紐の部分を引っ張ったりしてきた。
最近はお座りも出来るようになってきたので、寝そべった私の顔や首の上座らせたりもよくさせていた。今日も顔の上に座らせると髪の毛を掴んでキャッキャと楽しそうな声を上げた。
と、その時だった。息子の体を支えるためにお腹に添えていた手に息子の力みを感じた。顔の上に跨っている太ももも力が入っている気がした。
しかし、私の顔の上に息子はいるのでその表情は自分には確認できない。そこで嫁に確認してもらったのだが、嫁に確認してもらった時にはもうキャッキャと笑うごきげんさんに戻ってしまっていた。
流石に顔の上でウンコされるのは嫌だったが、ウンコをされていたら面白かったのに。。。なんて話を息子を顔の上に乗せながら嫁と話していたらプーンとヨーグルトの匂いをきつくした感じの匂いが顔の周りにまとわりついてきた。
信じられなかった。
だって顔の上に息子の尻はフィットしていたのだ。
まるで顔面騎乗の教科書になっていそうなくらいのフィット感で私の鼻筋は息子の蟻の門渡りから肛門にかけての稜線に密着していた。
それでいて、うんこが出た感触は皆無だったのだ。
だから、この匂いは息子のうんこ以外ありえないのに、うんこなわけないと信じたくて何度もそのにおいを嗅いでしまった。早く息子を顔の上からどかすべきだったのに。
嗅げば嗅ぐほど、答えは一つしかあり得ないのに何度かいでも私はうんこだと信じたくなかったのだろう。嫁に「なんか臭いヨーグルトみたいなにおいがするんだけど」と聞いてみた。「ヨーグルトムースを作るの失敗しちゃって」とでも言ってくれれば良かったのだが嫁は「それ、出してない?」とすぐに核心をついてきた。
だよね。
オムツを開けたらしっかりと硬めのうんちが出ていた。
この硬さのうんこを誰にも気付かれず隠密行動で出せる息子はソリッドスネーク顔負けのスニーキングウンチャーだ。