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スーパーアイドルライブ初参戦記録「SixTONES LIVE TOUR 2025 YOUNG OLD」
2025年1月、ありがたいことにSixTONESに沼落ちして半年ほどでライブのチケットを手にすることができた。
「0歳の子供が居るのに夜出かけるのって、親としてどうなの?」という言葉が頭を過ったが、自分も推しもいつ何があるか分からない。
今しかないこの瞬間を求めてLet's Go TOKYO DOME!
今まで様々なアーティストのライブに行った事があるが、STARTO ENTERTAINMENTのような老舗アイドル事務所のライブは初めてである。映像では見たことがあったが、あのゴージャスなライブにいよいよ私も足を踏み入れるのかと思うと少し緊張した。
それまでライブとは”アーティストの生演奏を聴く””完璧に作られたその日限りの空間を楽しむ”という目的で参加していたし、もちろん今回もそのつもりであった。
しかし、当日実感したのは男性アイドルのライブは「好きな人に会いに行く」という目的で参加している人が圧倒的多数であるということ。何というか、ほぼデート。
気合いを入れておしゃれした女子、人人人ならぬ女女女。
彼女たちが醸し出すのはときめき。華やいだオーラ全開の女子達が東京ドームに集まっているのであった。彼女たちの瞳の中にはキラキラの星マークやハート型が見える。
これが…スーパーアイドルのライブ…!
男性はざっと見た感じ一割程度という印象であった。(これでもボーイズグループのライブとしては多い方らしい)
気合いを入れた女子達のオーラに気圧され気味ではあったが、友達に記念撮影をしてもらって周囲の雰囲気を楽しんだ。
オロオロしているうちに開場、いざゆかん!
入場してまず最初に会場全体の見晴らしの良さに驚いた。
スピーカーはメインステージの隣に3つずつ。
これは過去に参加したライブと比較して音量的に不満を感じる可能性がありそうだと思った。どの席からも視界を遮るものが一切ないのでステージがかなり見やすく、やはりアイドルのライブは「見やすさ」が重要であるのだなと思った。
SixTONESの音楽を大爆音で聞いて踊り狂うつもりだったのだが、それは可能だろうか?
ライブの一週間ほど前、私はアイドルオタク歴の30年の友人にアポイントを取り、STARTO ENTERTAINMENTのライブにおける”御作法”を詳しく聞いていた。マナー違反をして昔からのファンの方々に迷惑をかけるわけには行かない。
一番大事なマナーは「前の人の視界を遮らないようにする」ことらしかった。私は身長が高いので、テンションが上がった時にライブハウスよろしく手を高く上げすぎないよう細心の注意を払うと決めた。
他にもペンライトの色を変えるタイミングやうちわを持つべきタイミングなども細かく確認し、準備はOK。
いざ開演!
メインステージには日本のお城のようなセットがあり、暗転とともに火花が出てきた。
これが…火…!!!
映像で何度も見ていたが本当に火が噴出されるんだ…!!!
6人はどこから登場するのだろうか。SixTONESのことだから絶対一番上だな、とセット上部を見ていたらアルバム一曲目のGoldenに合わせ蛇に乗った6人が出てきた。
蛇。
かっこいいような…少しダサいような…迫力と共にシュールさも感じたのだった。
きょも様の「Gotta keep it golden!!!!!!」が会場に響き渡りおおぉ…さすがスキルメンきょも様。歌声でドームを制圧していると感動した。
しかしやはりドームは広い。
スタンド1F席とはいえメインステージは遠くに感じた。
肉眼で立姿は見えるけど表情はハッキリ見えない。
あれは北斗くんか?あ、慎太郎くんだ、やっぱりこーち君かも?
モニターで一人一人衣装を確認したいけど、カメラはきょも様を抜いている。肉眼でみるSixTONESに感動しつつもモニターを見るべきかステージを見るべきか…と頭の中はぐるぐるしていた。
オロオロしているうちにPUNK STAR、Waves Crashとゴリゴリ系の曲が続き、SixTONESはサングラスでオラオラしながらステージ上で踊っている。
オラオラしているSixTONESとオロオロしている私。
また両隣の方が”推しを見つめる”タイプの方であった。胸にジェシー君のうちわを掲げながらうっとりと見つめている。
重低音に体を揺らしたいけど変な動きをして二人を不快にさせてしまうかもと不安であった。
DON-DON-DONは爆上げソングなのに周囲の人は誰も飛ばないし表拍でペンライトを揺らす程度。ジャンプしたい…でも…とオロオロは続いた。
(冷静に考えれば両隣の方はジェシー君ロックオンで私のことなど見ていないのだから、ぶつからない程度に楽しめば良かった。)
続くDance All Nightで事件は起きた。
突然目の前にあった花道(ムービングステージというらしい)が動いた。どのように動いたかは私の席からは見えなかったのだが、プッシューという音ともに変形していることは分かった。
そして…ステージ上で6人が移動し、私の真正面で松村北斗さんが止まった。
何ということ。
松村さんの頭のてっぺんから足先までがしっかり肉眼で見える距離、かつ、視界を遮る障害物が一切ない。
この時ばかりは音楽に乗って揺られている場合ではない、地蔵状態。
全身を使ってしなやかに踊っている松村さん…。
この目に松村さんの姿を焼き付けるべく凝視する他なかった。
瞬きすら惜しく感じるとはこのこと。自分の目に録画機能がついてないことを本気で悔やんだ。
この衝撃のおかげか中盤ゾーンは正直記憶が曖昧である。
花道が頻繁に動きSixTONESの6人もあちこちに動き回っていた。印象に残っている部分を曲ごとに記したい。
・Don’t Know Why
松村北斗さんと森本慎太郎さんのユニット曲。
二人ともキラキラのお衣装で登場。
モニターに映るお二人の顔を見るべきか、肉眼でステージ上を見るべきか悩ましくずっと目をキョロキョロさせていた。二人が顔を見合わせる度に会場からキャーーーと声が上がっていたのが印象的。
・恋のバタリアン
アルバムを聞いた時からライブ演出が楽しみだった曲。
ペンライトガンガン振っちゃう感じぃ?とワクワクしていたけれど、アイドルらしく可愛げを含めて歌いこなしていた印象。フェスで演奏したら更に盛り上がるんだろうなと思いつつ、既存のお客様向けにマイルドにパフォーマンスしたのかしらと思った。本当に器用なグループだなぁ。
・Curtain Call アコースティックバージョン
大大大好きな曲だけれど古い曲なので、まさか今回のライブで聞けるとは思わなかった。松村さんの「You&I〜」と言う歌い出しで、う!嘘ぉっ…!生で聞けちゃうのかと衝撃が走った。
全体を通してセットリストに古い曲を入れるわりに最新アルバムの曲をセトリ落ちさせているのが斬新だなという印象を持った。
・キカナイ
ボイスエフェクトが強い曲のため、ライブではセトリ落ちするかな?なんて思っていたが中盤の見せ場で演奏された。背面のLEDにメンバーカラーの抽象的な映像が映し出され、それに合わせてコンテンポラリー風のダンスをしていた気がする。SixTONESのライブは映像に合わせた演出が少ないので新鮮に感じた。円盤になったらダンスをしっかり見たいと思う。
・You are the only one
京本大我さんとジェシーさんのユニット曲。
曲の終盤、まさかのアカペラアレンジでぶったまげ。ドームでアイドルがアカペラとは何事か。
二人の「SixTONESのメインボーカルとしての矜持」を強く感じた場面だった。
・THE BALLERS
生バンドがつくことで音源よりもロック感が増された。北斗君の高音パート「さぁ前へ〜 We don`t stop〜」を生で聞けて光栄でした。とてもお上手でした。
そして終盤のぶちあげメドレー。
ABAREROに合わせ大きな海賊船を模したフロートが出てきて、会場からはどよめきが。SNS上で今回のフロートは海賊船ではと予想されていたので「やはり!」と言う感想。
ディズニーランドの乗り物のようにプシューと蛇の口からスモーク?蒸気が出てきて思わず笑ってしまった。
そして…
席に着いた時から予想はしていが私のほぼ目の前を海賊船が通ることが判明し卒倒寸前。
Special Order からのBan Ban Bangin’と言うブチ上げソングのつなぎの部分で目の前を海賊船が横切って行った。
6人の身長や体格がはっきりわかる距離感で、SixTONESが生身の人間であることを認識させられた。北斗君は船の上を移動中で客席の方は見ていなかったが、大きく足を開いて手を伸ばしたりしていて、海賊船の上で動くのは意外と大変そうだと思った。
髙地優吾さんが歌う時はオラついた表情なのに、歌い終わって客席を見る時にアイドルスマイルになっているのが印象的だった。
これがメロいってやつね。
序盤は周りの様子を伺ってノリ方がわからずオロオロしていたが、このゾーンでは流石に体を動かさずにはいられないし普通にジャンプしていた。多分両隣もノリノリだったはず。
また、序盤では少し音量や低音の物足りなさを感じていたがこの頃にはすっかり頭の中から抜けていた。
さていよいよ最後の見せ場SHOCK ME
アルバムで音源を聞いた時からブチ上げゾーンで演奏されそうだなと思っていて演出についてはレーザーギャンギャン飛び交う系かしら?なんて考えていたが違った。
ぶち上がる花火。
噴き出す火。
言葉は悪いけれど「な…なるほど、こ…これが事務所の金の力…!」と言う衝撃。
6人は火の中でかなり激しいダンスをしていた気がするのだがどのようなダンスだったかは全く覚えていない。
衣装燃えない?火事にならない?と心配しつつも興奮していた。
慎太郎君がずっと笑顔で「俺たちを!見てくれ!」と言わんばかり思いっきり身体を動かしていたのが印象的であった。
音楽より花火大会の音の方が大きかったね、と頭がクラクラした状態で本編終了。
海賊船登場以降は体感一瞬。
衝撃を受けた反動でぼ〜〜〜っとしているうちに6人はステージから去ってしまった。
そしてアンコールで最大級の事件が起きた。
Fiestaにあわせ、目の前の通路を松村北斗さんが乗ったトロッコが通ったのだ!
頭は真っ白状態。
人生初のSixTONESのライブでこんな幸運、私、明日死ぬ?
以前、松村北斗さんは雑誌で、”ファンサについてはうちわに自分の名前が書いてあることを確認してから顔を見て手を振る”と仰っていたので、それが本当ならば、万が一私の作ったうちわ(黒に大きく白抜きで北斗と書いたもの)が視界に入った場合、顔を見て手を振ってくれる可能性がある。
とはいえ「北斗」の名前を書いたうちわはそこかしこに溢れているわけで、私の顔を見てくれる可能性は0.00001パーセントくらいかもしれないが北斗くんの視野の中に私が作ったうちわが入っていればそれで満足!
私は<<北斗くんに毎日元気やときめきをもらっていますそれに感謝しています大好きです>>と念をこめて、北斗くんを見つめ、うちわを胸の高さに掲げ、白く光らせたペンライトを小刻みに振った。
(念をこめるって何だよと思われるかもしれませんが、イメージとしては神社でお参りするときに頭の中でお願い事を唱えるじゃないですか。あれです。)
すると…
北斗くんが私の目を見て手を振ってくれた!!!
一帯にいる全員がそう思ったかもしれないけれど!!!
多分絶対私を見たと思う!!!
そう思って今後の人生を生きていく!!!
FiestaのあとにGood Luck!を歌ったようだがほぼ記憶にないのはそのせい。
続くアンコールは音色。
この星のHIKARIを歌うだろうと家で練習してきたのだが、今回のツアーからシンガロン曲は「音色」に変更となったようだ。客席全員で見事なくらいの合唱。すごいね、みんないっぱい聞いてきたんだね、客席の一体感に思わず涙。
そして、真正面にいた慎太郎君が
「フゥ〜〜〜〜〜!」という声をはりあげ、WHIP THATのイントロが流れた。
この時ばかりはライブハウスのノリで手を高く上げてしまった。(すぐに引っ込めたけれど後ろに慎太郎君ファンが居たらごめんなさい。一瞬視界を遮ってしまったかも。)
そんなこんなでぶち上がっているうちにライブは終了。
空から振ってきた金のテープを3本ほどゲットすることができた。
今年リーダーの慎太郎君が景気の良い挨拶をして退場すると、すぐに規制退場のアナウンスが開始されたのであった。
これにて私の初のSixTONESライブは終了。
帰りの電車でライブ前に色々と教えてくれた友達たちに覚めやらぬ興奮をLINEし、放心状態のまま家に着いたのであった。
全体を通した感想は「めっちゃ楽しかった!!!!!!」これに尽きる。
色々と心配事や見るべきか聞くべきか踊るべきかなど頭をぐるぐるさせながら臨んでいたが、最終的には見たい聞きたい踊りたい全ての欲が200%満たされる時間であった。
興奮しすぎて記憶が飛んでいる部分については円盤が発売されたら補完したい。
最高のライブをありがとうSixTONES。
次回のライブにも参加できればなと思う。
またチケットが当たりますように。
おまけ。
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