末子の生存戦略
これをやりたいと思っても今ひとつ狂えないのは何故かずっと考えていました。
狂いたいのに狂えない。
何がじゃましているのか?
Kiko²から言われてようやくわかりました。
「末子は引き上げてもらうが生存戦略になっている。
0から始めないといけないのに、いつも10からやっている。
0から10を自分でやる脳がない。10からやるから結果が出ない。」
言われてハッとしました。
一気に今までのことが脳内で結びつきました。
私はいつも人に0から10を誰かに引き上げてもらっている。
大学生の時は研究室の教授がそれまでにやったベースの研究の上をさせてもらったから結果を出せました。
ワーカーズを立ち上げた時は事務局長が一番大変な定款と規約の雛形を作ってくれそれをもとに考えたから設立できました。
コーチングスクールでは最初の頃モニターで受けてくれた人が感想をFacebookにあげてくれ、その人が影響力が大きかったからたくさんの人にモニターをお願いできました。それがなかったら合格できませんでした。
他にもいっぱい出てきました。
次々に脳内に浮かび上がりました。
「10からしかやったことがないから、泥臭い一番大変なところをやったことないから身につかない。そこに価値がないと思っているからみえない。」
「末子は欠けている部分がある」
「長子は自分の足で走っていて、末子は母に抱っこされて走って、それで勝った気になっている。」
今までどこかで兄に勝ったつもりでいました。
周りからチヤホヤされていい気になっていました。
チヤホヤされるというのは末子にとって手放せない魅力です。
次に生まれ変わったら何番目で生まれたいか?と聞かれたら、
また末子がいいな、そんなことを思っていました。
「長子だって末子が生まれる前は、誰よりもチヤホヤされていた。」
末子だけがチヤホヤされると思っていたから、
長子は責任ばっかりとらされて大変と、偏った見方しかできてないから
良いもの思えていませんでした。
でも長子は親にとって特別です。
自分の子育てを振り返ればわかります。
何を勘違いしていたんだろう。
何てバカだったんだろう。
0→10なんて泥臭いことをするのは私ではないと心のどこかで思っている。
価値がないと思っていたから見えていなかった。
今の私があるのは、兄をはじめ、私の0→10をやってくれた人があったからなのに。
その存在に今まで全く気づいてなかった。
この瞬間、0→10の欠けが私の中で埋まりました。
なかったものが見えるようになりました。
心の中に爆弾が落ちたみたいでした。
しばらく呆然としました。
ただただ涙が出ました。
そして私の中に、
0→10の欠けが埋まり、
0→10を自分でやってもいいし人に任せてもいいし、
その判断は自分で選択していいに自分の中で柔軟性が生まれました。
欠けを埋める方法はなんでもかまいません。
もう0→10が見えるようになりましたから。
今まで0→10を自分でやる脳が全くなかったので、
これからその脳も育てていきます。
まだ生まれたての赤ちゃん状態なので、最初はできないのが当たり前です。
一歩ずつ進んでいきます。