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ベトジェットエアーはヤバい!不可能な乗り継ぎに変更され、自腹を切った件


概要

先日、Trip.comというサービス経由で購入したLCCのベトジェットエアー(VietJet Air)の航空券で、バリ島からホーチミン経由でダナンへと移動しようとしたところ、出発3日前に予想の斜め上を行くフライトの変更があり精神的に非常に疲弊したので、注意喚起としてこの記事を書きました。

不可能な乗り継ぎ

出発の3日前の深夜になって、Trip.comから以下の内容でフライトの変更の連絡がメールでありました。変更されたのはホーチミン → ダナンのフライです。

Trip.comから届いたメール

この結果、私の搭乗予定のフライトはこのような内容になりました。


お分かりでしょうか。

デンパサール国際空港(バリ) → タンソンニャット国際空港(ホーチミン)の到着時間が、タンソンニャット国際空港 → ダナン国際空港の出発より後になっています。

乗り継ぎに余裕がないなんて話ではなく、私が経由地のホーチミンに到着した時には、乗る予定の便はとっくに出発しているという不可能な乗り継ぎです。

出発まで24時間を切っても代替の便が手配されない

当然、こんな馬鹿げた変更を受け入れられるハズはなく、航空券を購入したTrip.comで問い合わせすることに。当初乗る予定だった便と同じ内容で翌日に空きがあるとのことなので、変更を依頼します。

ところが、待てど暮らせど手配が完了した旨の連絡が来ません。何度か催促をしますが、とうとう手配が完了しないまま当初の出発予定まで24時間を切ってしまいます。

この催促のやりとりでもツッコミどころだらけなのですが、この詳しくは後述の時系列をお読み頂ければと思います。書いた私が言うのもナンなのですが、備忘録を兼ねてかなり長くなってしまったので、どうぞ流し読みして頂ければと思います。

別の航空会社の便を自腹で購入

出発予定の24時間を切っても連絡がない状況で悩んだ挙句、私は、翌日の便への変更をとりやめ、バリ → ホーチミンの便をそのまま利用し、ホーチミン → ダナンの便は別の航空会社の航空券を自腹で購入することにしました。

到底納得し難いのですが、このままでは出発日が決まらず(変更がされれば出発は8/28、されなければ8/27になるので)予定が立てられないのことと、この連絡の遅の遅さとお粗末さでは変更の手続きがされる可能性が低いと思ったからです。

詳細な時系列

先にも書いた通り備忘録として時系列を書き起こしましたが、流し読みで構いません。

8月24日(土) 出発3日前

21:35
Trip.comよりフライト変更の旨メールで連絡。

メールの文面1


メールの文面2
メールの文面3

22:00頃
上記のメールの「変更またはキャンセルに進みます」のリンクからTrip.comのサイトに飛び近い日程で代替の航空券を検索するが、見つからない。しかも今回は航空会社の都合による変更なのに、画面上ではまるでこちらの都合で変更しようとしているように見える。また、コメントする項目がないので、こちらの都合ではなく、航空会社の都合の変更で困っているから変更しようとしている状況を伝えることができない。システム上、航空会社の都合の変更という概念が無いのだろうか。

代替のフライトを検索する画面、まるでこちらの都合で変更しようとしている様に見える。

23:30頃
Trip.comのカスタマーサポートはチャットのみ。最初は定型文が表示されるだけなのでなんとかしてオペレーターに繋ぐようにする。

チャット画面1
チャット画面2
チャット画面3

いくつか選択肢があったが、当初のフライトと同内容の翌日の便に変更するように依頼する。つまり、バリにもう1泊することに。

チャット画面4

なお、もう1泊する分の宿泊代は自分で航空会社に請求して欲しい旨を言われる。(画像では、別の選択肢だったホーチミンでの1泊になっている)

やりとりが終了した時点で日付はとっくに変わって8月25日になっており深夜2時近くになる。

8月25日(日) 出発2日前

14:45頃
メールで連絡するとチャットで言っていたのに、なぜか日本の電話番号に連絡があった。留守電話を聞くことができたが、合成の音声で、なおかつ新情報は何もない。意味のない連絡。

14:52
連絡手段はメールにするようにTrip.comのチャットで連絡。

チャット画面5
チャット画面6

15:18
さらに、Trip.comの手続きの状況確認ページではこの日の10:00までに結果が出る旨の表示があるのにも関わらずとっくに過ぎているので催促をする。

Trip.comの手続きの状況確認画面
チャット画面7

8月26日(月) 出発前日

8:38
ようやくメールで連絡がくる。
ところが、内容は「16時間以内に連絡する」というもの。
要するに進捗は無し
ただの先延ばし
もうこの時点で最初に変更依頼をしてから30時間以上経過している。
ここから16時間後だと、出発当日の未明に近い。
しかもこれまでの対応の遅さを考えると、16時間で本当に連絡が来るかも怪しい。

進捗のない先延ばし連絡メール

14:03
少しだけ様子を見て、再び催促をする。
だが、時間がかかるの一点張りでなんの解決にもなってない
さらに、急ぐなら航空会社に直接連絡して欲しいと。
代理店の存在意義とは・・・?

チャット画面8
チャット画面9

14:18
日程の変更の申請が失敗した(キャンセルされた)旨の連絡がメールでくる。当然、私はキャンセルをしていないのでやったのは航空会社側のはず。

日程の変更依頼がキャンセルされた旨の連絡メール

14:25
Trip.comに問い合わせるが、なぜキャンセルされたのか分からないとのこと。
そして、もう一度同じ内容で申請し直す必要があり、
それがさらに12時間かかると言われる。
この時間から12時間後だと、当初の出発予定時刻から12時間を切るのだが・・・。

チャット画面10
チャット画面11

14:43
ベトジェットエアーにメールで連絡

18:43
ベトジェットエアーからもTrip.comからも連絡は無く、明日の出発なのか、明後日の出発なのかがまだ決まっていない状況。
到底納得し難いが、ラチがあかないので、バリ→のホーチミンの便を当初の予定通りに利用し、乗り継ぎが間に合わないホーチミン→ダナンの便は自腹で別の航空会社の航空券を購入する。

18:53
日程の変更を取り下げる旨の連絡。
ところが、変更の処理がもう進んでしまっているので変更が間に合わない可能性があると言われる。もし間に合わなければ、自腹で購入した航空券が無駄になり、バリでもう1泊する分の追加の出費も必要になってしまうし、空港と宿の移動ももう一度行う必要が出てくる。

チャット画面12
チャット画面13

19:08
変更の申請が失敗した旨の連絡がメールで届く。
これで、バリ → ホーチミンの便を当初の予定通りに利用し、乗り継ぎが間に合わないホーチミン → ダナンの便は自腹で購入した航空券を利用することが確定する。

8月27日(火) 出発当日

空港のカウンターでチェックインする際に
乗り継ぎが時間的に成立しないことを言われたら面倒なので
3時間以上前に到着する。

結局、突っ込まれることもなかく
バリ→ ホーチミンの便の搭乗券のみ発券された。

その後、特に問題は発生することもなく
当初の予定より(そもそも違う便なので)1時間程度遅れてダナンに到着。
自腹で購入したのはベトナム航空の便で8230円。不満な点

航空会社であるベトジェットエアーおよび旅行代理店のTrip.comには数々の不満があり、細かく挙げていくとキリがないので、3点だけに絞って書きます。

不満な点

1.ありあえない変更内容

過去にもフライトの内容が変更され、余裕があった乗り継ぎが余裕がなくなったと言う件はありました(ベトジェットエアーじゃなかったですが)。

それならまだしも、今回のようにそもそも先の便の到着が後の便の出発時間より遅いという、成立していない乗り継ぎに変更するなど、いくらコストの安いLCCといえど、ありえないです。変更するなら成立する乗り継ぎにするべきでしょう。

再掲、成立しない乗り継ぎ

このバリ → ホーチミン、ホーチミン → ダナンの便はセットで購入したので、ベトジェットエアーとしては、私が乗り継ぎをすることを知っているはずです。なのになぜこの様な変更をしたのか理解し難いです。もし気がつかなったというならお粗末すぎますし、分かってやっているなら悪質です。
正直、もうこの時点で1発レッドカードで、もう2度どベトジェットエアーを使いたくなくなります。

2.こちらからアクションを起こす必要あったこと

100歩譲って、変更は仕方がなかったとしても(そういえばなぜ変更なのか、欠航なのかオーバーブッキングなのか、詳細な説明がなかった)、「成立しない乗り継ぎに変更してしまって申し訳ありません、当日は代替の便に空きがありませんので、翌日の便に変更して頂けないでしょうか」などと航空会社の方から打診すべきでしょう。

なぜ私の方からアクションを起こさないといけないのでしょうか。

3.対応が遅すぎること

ダメ押しになったのは対応の遅さです。
時系列に詳しく書きましたが、翌日の便に空きがあると分かったのにもかかわず
36時間以上が経過して、当初の出発予定から24時間を切ってもまだ変更の手配が完了しないというのはどういうことでしょうか。

手配が完了すれば、私はバリにもう1泊する必要があるので、延泊の手続きが必要です。手配が完了しないなら、ホーチミン → ダナンへの移動手段を確保する必要があります。当初の出発時間の24時間前の時点で、私が明日出発か明後日出発かが決まっていないという状況でイライラし続けたいたのです。

最終的には前述の通り、自腹でホーチミン → ダナンの別の航空会社の航空券を購入することにしました。対応がもっと早ければ避けれた出費です。

まとめ

安かろう悪かろうの究極形態

これがレアケースなのか、時々起こり得るのかどうかわかりませんが、ベトジェットエアーとはそう言う会社だということでしょう。

確かにベトジェットエアーは安いです。実は昨年1月にも利用していて、東京→ハノイの往復の便がわずか4万円でした。

ですが、だからと言って、成立しない乗り継ぎに変更した上に変更の手配に時間がかかり過ぎるのは最低限の水準すら満たしていないでしょう。安かろう悪かろうと言う言い回しがありますが、その究極形態がベトジェットエアーなのだと思っています。

なお、ベトジェットエアーに直接連絡したメールの返信は現時点でもありません。

ベトジェットエアーを使わない

完全に頭にきたので、もう金輪際ベトジェットエアーを使うことはないです。この記事をお読みいただいた方、たとえ安くてもこの様なことが起こりえる航空会社、利用したいですか?

Trip.comを含めた旅行代理店を使わない

悪いのは基本的に航空会社であるベトジェットエアーだと思いますが、旅行代理店であるTrip.comにも疑問が残ります。例によって詳しくは時系列をご覧いただければと思いますが、やっていることは伝言ゲームと「延泊分の請求は直接航空会社に」「急ぎなら直接航空会社に」という責任回避のみ(逆に言えば自分達のリスク管理は徹底しているとも言える)。
マトモな代理店であればもっと親身に対応してくれたかもしれませんが、それでも間に代理店が入ることで伝言ゲームになってしまいます。

今後は旅行代理店は使わず、航空券は航空会社から直接購入し、もしトラブルがあれば航空会社と直接やりとりができる様にします。

長々と書きましたが、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。