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Not Secured,Loose Ends "GENESIS"(前編)

実感が湧かなかったと言うのが本当の所。2021年1月2日渋谷クラブクアトロにて、前身グループゆくえしれずつれづれは解散した。ゆくえしれずつれづれとは、2015年12月から始動したコドモメンタル内2番目のグループにして"だつりょく系げきじょう系"の"系被り"を素で実行していった実験的なグループだった。特徴としては、メンバー全員がScream歌唱法を使うこと。始動時より紆余曲折を繰り返してきたグループでもあった。深く掘り下げたいところでもあるけれど、そうするといきなりここより先はライトに読めなくなってしまうので、今日のところは"最新"にて更新しようと思います。

今日お話ししたいのは、Not Secured,Loose Ends 1st Single「GENESIS」について。

プロデューサーや制作陣が洋楽やPUNK/emo/HxC育ちのこともあって、コドモメンタルINC.結成当初よりその匂いがするものは創作してきた。英詩で歌う日本のアーティストはPUNK/emo/HxCなどのジャンルのアーティストが多いが、例に漏れず制作陣皆通過してきた道である。ですから、ゆくえしれずつれづれと言うアーティストの楽曲を英詩で歌うNot Secured,Loose Endsが生まれたとしてもなんらおかしくなかった。むしろ何故最初からそうしなかったのだろう…少し考えてみたらば、やはり"envy"の存在が大きいように思う。叙情系HxCと呼ばれるこのバンドは、前身バンド"BLIND JUSTICE"では絵に描いたようなHxCバンドで、envy改名後徐々に現在のスタイルに変貌を遂げていったように思う。つれづれからNSLEはそのような背景もあってかどうか、プロデューサーの口からNot Secured,Loose Ends(NSLE)の話が出た時は、今の形になることもすんなりと受け入れられた。

現在のNSLE編成は、メイユイメイ(リーダー)、秘我未也ゆちおみ、楪おうひ、如月愛海の4人となっています。秘我未也ゆちおみは新人で(とても面白くチャーミングでわかりやすくカッコつけ屋さんなのに3枚目にでもなれる素敵な人間です)、その他のメンバーは全員他グループも含めたリーダーとなっています。でもこれも納得の布陣ではありました。余談ですが当初はどこかの配信でも言っていたように思いますが、メイユイメイ一人でやる予定でしたので「OUROARBOROS」の選曲はメイユイメイ一人でも歌えるものを選曲したようです。

メイユイメイ(NSLE)

かくかくしかじかを経て、現在の編成で活動することが決まったのち、やはりと言うべきか、必然とでも言うべきか…いや、必然なんだよね。syva氏のDEMOが運命を変えたように思います。以下のテキストは、読みたい人のみ読んでくださると幸いです。

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