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塵屑の光を抱いて眠りたいと

何処かの誰かの動的趣向が画として目からの情報と、耳から情報と、かと思えば風切音や街の喧騒が恋しくなったり、そんな世の中に漂うように存在しています。こんにちは、作詞家を自称する"GESSHI類"と申します。

私がやっていることは、年間数十曲の楽曲歌詞を制作すること。稀にそうじゃないようなものもやらせてもらったり。AIが瞬時に出来得ることを、時間をかけて行なっています。今は。そんなのが私の仕事です。動機としては、先日ふと思った、が何よりの動機。何よりも私たちが行なっている仕事は作品が世に残るので、それ即ちわざわざこのような場所に言葉を残す必要がないじゃないと思ったりもするし、時には、そんな面倒なことは考えず書きたい時があるのなら書いたらいいじゃないと思ったりもして今に至ります。ただ私は場所を大切に出来ない人間なので、気まぐれですぐ閉鎖になるかもしれませんが、居心地が良ければ残り続けるのかもしれません。

2024年中頃、茹だるような熱気の中。ここ最近以前のように制作しているなと人ごとのように思っています。当然ながらそのほとんどの作品に関わらせてもらっています。以前、と言っても2020年くらいの時、4年前とかになるんですかね、その時は作品を作っていても"自分で何が作りたいかわからない"状態になっていました。勘違いしてほしくないのは、楽しくなかったとかやりたくなかったとかそういうことではありません。私は今も昔も望んでこの場所に存在しています。ただ、なんとなく"自分がない"ような気がしていました。私は女性グループの楽曲歌詞を担当させてもらうことが多いから、今考えたらそのように思うのかもしれません。その時は変なループに入っているので自分で分析は出来ないのですが。

そんな私が今、こうして何かを書いておきたいと思うようになったのはちょっと自分でも面白いというか不思議な気持ちなんです実は。

上記で"ふと"と伝えましたが、私、音楽を聴くようになったんです。いや、音楽を全く聴かないのではなく、考える時間が多く聴いている時間がなかったというのがカッコよく聞こえるかもしれませんが本当のところです。何かの影響を受けて作品を作りたくないからなどそういう理由もあります。影響を受けない、受けたくない、というのは、あくまでもその楽曲に対する想いですので、演者の皆さんに悪いような気がするということなんですけどね。最近の作品で言えば、幾つかありますが、

・弐ノ名「黎明」

・星歴13夜「metonymy 13 parallel」

・Not Secured,Loose Ends「GENESIS」

・TOKYOてふてふ「IIIIly」

・ぜんぶ君のせいだ。「蓮華粧」

上記、TOKYOてふてふ「IIIIly」は08/07(水)Release、ぜんぶ君のせいだ。「蓮華粧」は08/14(水)Releaseとなりますので、リンクからのサブスクリプションサービスは日付になり次第順次公開されていくと思います。とまぁ、この辺りの作品に関わらせて頂いて、この不思議な創作意欲とでもいうべき何かが溢れていたと言いますか、そんな感じでこのテキストを今書いております。

各作品については私なりの想いなどつらつら書き綴って行こうと思っています。こちらのサービスでは有料としてのコンテンツにも出来るのですよね?お金もそうですが、読みたい人が読める環境というのは少しいいなと思いました。無料で全て読めるのもとてもいいことですが、それにより何かで誰かが傷を作る可能性も0ではないのでクローズドに出来る環境というのは意味があるのかなと思います。揚げ足を取ったり故意な気持ち悪い悪意なども存在しますからね。

話を戻して、最近関わらせてもらった作品の中でも、特に(作品名で言いますが)「metonymy 13 parallel」「GENESIS」「IIIIly」「蓮華粧」には"影響"を受けました。影響を受けたって自分で作詞しておいてという感じがしますが明確にそう思うのです。どの作品も新鮮でした。特にNSLEとぜんぶ君のせいだ。の2作品は新鮮でした。逆に、弐ノ名「黎明」は?と思われても嫌なので(この部分を割愛したいので有料記事化を考えています)伝えておきますが、弐ノ名プロジェクトの最初、今は様相が変わっていますが、本当に最初の頃は、プロデューサーがちむら詩文を絶対に成長させるんだって気持ちがありありに溢れていましたので"今までの延長線上"に作品を着地させることにしていました。グループの、ではなく、音楽作品としての根底部分ですが。演者は過去をなかったことになど出来ないし、未来を作っていくのもまたその過去の積み重ねでしかありません。誰がどの場所で息をしていても、これは変わりない事実です。だからこそ、新しいものに見えるかもしれないけれど根底にある大事なものは変えずに、という手法を取ったのが弐ノ名「黎明」です。だからこそこの楽曲は、変わります、変わっていきます。いつか必ず、その役目を終えて、新たな役目を与えてくれるのは今いるちむら詩文を含むメンバーたちです。現に今、きっとそうなりつつあるのは、ファンの皆様が目撃していっているはずです、楽しいですね。

そして、NSLEはメイユイメイを中心として新たなメンバーで船出をした新しいグループだと思っています。新鮮で楽しかった。楽しかったんですとても。あと、嬉しかったです。語彙がなくバカみたいなテキストですが本心です。何より、作編曲してくれたsyvaという最高の作家でありミュージシャンでありエンジニアである彼に賞賛を。何よりも、新しい楽しみをくれたメイユイメイ・秘我未也ゆちおみ・楪おうひ・如月愛海に感謝を。GENESISサブスク公開されてからもずーっと聴いています。

ぜんぶ君のせいだ。「蓮華粧」は苦しくて楽しいものでした。でも書き終えてみたら、もう愛おしくて仕方ありません。2015年からの旅の途中で様々な人が居て、居なくなって、でも2023年3月15日に最終的に日本武道館という場所に連れていってくれた如月愛海・もとちか襲・メイユイメイ・个喆・寝こもち本当にありがとうございました。そして新たな旅路では、愛海メイこもちに加えて、むく・煌乃光が加入してくれて面白い旅になるといいなと思います。この楽曲もまた後日書こうと思います。

そして、少しの"勇気"をくれたのは、TOKYOてふてふ「IIIIly」と言う作品でした。これは理解出来ても、出来なくても、構わないのですが、やはり私もファンの皆さんと一緒で"何か起これば"難しい感情になるのです。本当に一緒です。TOKYOてふてふのメンバーが築いてた歳月とともに、少し休憩していたプロデューサーも元気にというか正気が戻ってというか、作品を沢山作っていくようになりました。その1つが今回のソロワークスになるわけです。こちらものちに、作品だけのことを書こうと思っていますが、触り部分を少しだけ。メンバーの中で最初に書かせてもらったのはちむら詩文の「不歌逆」でした。制作は451氏とプロデューサーが楽しそうに鼻歌を歌いながら楽曲を作ってて。451氏は最初から様々な才能があって、けれどどちらかと言えば今までも今もプレイヤー的な仕事をしていました。が、今作はちゃんとその451氏の想いや才能が楽曲に表れていて。プロットは本当にすぐ出来上がり、そこから歌詞を書いていったわけです(作品のことは後日)。そして居なくなってしまったけれど十叶のんのの楽曲、その次にめありらすと「Nil∴」、楪おうひ「夜想曲-我式-」、最後に神狩こはく世會「eclipse」と。参加作家はDAIKI氏・syva氏・451氏。

何のこともない社交辞令だと受け取っていたのですが、神狩こはく世會が「GESSHI類さんに書いてもらうソロ曲は夢の1つだったので〜」と言ってくれたことがありました。その時は捻くれ者なので、あぁありがとう皆さんそう言ってくれて嬉しいです的にふわっと思ったのですが…それが社交辞令かどうかは作品を聴けばすぐわかることですよね。皆さん楽曲と歌詞に向き合って歌唱してくれて本当にありがとう。その歌唱が私にとって最大の賛辞でした。嬉しかったなこれも。そして、とても泣きました。皆に共感してもらおうって歌詞を書かないのです、が、演者の人だけに向けて私は書いてる節があるので、そしてその演者を思って気持ち悪いくらいの気持ちを入れて書くのが自分の作詞スタイルでもあるので、その演者を想ってとても泣きました。誰のソロも本当に最高の歌唱で、作品で、よかった。明日発売ですが、もう手元に持っている方も沢山いるのですよね?沢山聴いて欲しいです、そして何よりも演者を沢山愛してあげて欲しいです。危なかったのは、めありらすとの楽曲で、大好きなDAIKI氏の楽曲、歌詞を書くんですけども、あまりにも自分にも寄っていて危うく死にかけました。当然、めありらすとのことです、めありらすとだけの歌なんですが、勝手に自分にも当てはまるところが多く、死の危険を感じました。

そして寝こもち擁する星歴13夜「metonymy 13 parallel」、これも当然後日書かせてもらうつもりです。寝こもちと3作アルバムが作れたことがまずシンプルに嬉しくて、彼女の成長をずっと近くで見守ってきたからこそ感慨深かったです。アルバムのことはリリースイベントなりでも語られていると思うので、また違う角度から書けるといいなと思いますが、最後の楽曲「Grim」をハヤシタカヒロ氏の楽曲で作れたのが印象深かった。エモーショナルの置き方と言うか見せ方というか、今まで出来なかった表現が出来たのは、結うらり・世みない・果そあにが居てくれたので出来たことですありがとう。

こうしてつらつら書いているだけでも結構な文章量になってしまいました。作品についてもっと深く1人で語れるといいなと想ってこうして始めたのでこれでいいのかもしれません、作品のことを書けるのは少し楽しみでもあります。X(旧Twitter)にて様々な知らない人が溢れてしまったので興味がなくアカウント毎消してしまいまして、このような形でこれからは勝手なテキストとして発信を、作品のことを1人語り出来るようにと、なのでお付き合いくださる方はお読みくださると幸いです。

SNS時代で色々言われる世の中でもありますし、色んなことが起こる世の中でもあります。見たくなくても目にしてしまったりします。塵屑みたいだなと勝手に思います。良いも悪いも私も含めて。その中で私の光となり得るのは、こうして好きな人たちと好きなものを好きなように作ること、それだけが私の光です。今回この人の歌唱はどうかな?どんな風に歌ってどんな風にLIVEで魅せてくれるかな?その想像だけで作品を作っていくことが出来ます。そしてその好きな人たちを愛してくれる皆さんの笑顔や泣き顔。そして毎日そんな幸せを抱いて眠りにつきたい。眠りの浅い私の、淡い時間は、その光だけで満たされていたい、そんな甘いことを考えてしまうのです。そんな夢物語を描いていたいと思ってしまうのです。

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