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膝蓋骨骨折の話 第十八章

こんにちは。
前回はリハビリ生活におけるマインド、というかメンタルの保ち方についての記事を書いてきました。

前回の記事はこちら↓

今回はまた、少しリハビリの実践面についての記事を書いていきたいと思います。

第十八章 普通歩けるようで

1.膝蓋骨を骨折しても歩けるようにはなるけれど

膝蓋骨骨折をしてしまっても、膝蓋骨さえくっ付けばまた歩けるようになるという事はこれまでの記事で証明してきました。

ただ、歩けるようになったといっても、骨折以前と同じ、もしくは正しいフォームで歩けるようになるのは時間がかかったり、できないものだと諦めてしまう人もいるのかと思います。

そこで今回は、歩けるには歩けるけど、フォームもしっかりと治したい!という人向けのリハビリトレーニングを紹介していきます。

2.片脚スクワットがお勧め

結論からいうと、正しく歩けるために必要な要素を1番効率よく満たすのは、片脚スクワットだと筆者は考えています。

この記事の対象になるような段階にある方は感覚的にお分かりかと思うのですが、ある程度歩ける状態になっている時期なので、片脚立ちでバランスを取るところまでは大抵の場合できるようになっています。
むしろ、両脚のスクワットなんかはもうバーベルなどのウェイトを使ってもそれなりにできると思います。

ただ、両脚でスクワットするのと、怪我した方の脚だけでスクワットするのとではかなり勝手が変わってくるはずです。

片脚スクワットの場合、大腿筋膜張筋、中臀筋、内側広筋など、両脚で行うよりもバランスを取るための筋力が必要になってくる為、歩行中の精密な動きを可能にするための筋肉を付けるのに最適です。

3.リハビリでの片脚スクワットのやり方

続いて片脚スクワットの細かいやり方ですが、まだ骨折した部位の付近は筋肉が弱いので、フルボトムは難しいと思います。
なので、基本的にはハーフスクワットで問題ありません。
バランスも取るのが難しければ柱などに掴まりながらでも良いと思います。
意識する部位は、内側広筋です。
このnoteで以前何度か名前を挙げた筋肉ですが、筆者の経験上、膝蓋骨骨折で1番戻りにくい筋肉は大腿四頭筋の中でも内側です。

どうやって使うかと言うと、片脚スクワットを行う際、一回一回最後まで伸ばし切るようにしてください。
最終伸展位に持っていく時に内側広筋が使われます。

4.まとめ

今回はここまで。
片脚スクワットは、リハビリの中でも治療完了後に筋力強化したい場合にもってこいの種目です。
筆者も退院後、片脚スクワットがどれくらいできるかをバロメーターに怪我した脚の状態を見ていました。

次回以降も、より効果的なリハビリトレーニングについて、経験からお伝えしていきたいと思います。

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