膝蓋骨骨折の話 第十九章
こんにちは
前回は歩けるけどスムーズに歩けない状態のリハビリ、トレーニング方法について紹介していきました。
第十八章はこちら
今回は膝蓋骨骨折のリハビリにおいて欠かせないケアを一つ紹介していきます。
第十九章 膝蓋上嚢を緩める
1.リハビリを頑張りすぎると
膝蓋骨骨折のリハビリの進行は、リハビリとその後の炎症との兼ね合いが鍵になってくることは、これまでの記事でもちょこちょこお伝えしてきました。
そして、医療的に完治の状態になった後も、怪我をして膝は無理をすると炎症を起こして腫れてきます。
腫れてくると、膝関節を曲げた時に張ってしまって曲げづらかったり、リハビリ途中の段階であれば痛みも生じます。
2.腫れの原因
無理をすると骨折をしたの膝の周りが腫れてきますが、腫れている組織の中に今回のテーマになっている膝蓋上嚢があります。
膝蓋上嚢が張っている(固まっている)かどうかは膝蓋骨の上か下かどちらかによります。
今回は膝蓋骨の上側が張っていたり、痛みがある場合が対象となります。
腫れがある時、一見筋肉が炎症を起こして張っているように感じます。
もちろん筋肉組織自体も張りはしますが、この膝蓋上嚢が熱を持って固まってしまっている
3.膝蓋上嚢のほぐし方
膝蓋上嚢をほぐす時、まず自分の膝蓋上嚢をある程度捉えられることが必要です。
膝蓋上嚢は、膝を伸展させた時に膝蓋骨の上に弛むお肉があると思いますが、それが膝蓋上嚢です。
逆に膝が曲がった状態だとお肉を捉えられないので、上手くほぐせません。
続いて捉え方ですが、膝の皿の淵に4指を引っ掛けてグニグニ肉(膝蓋上嚢)を動かします。
今この記事を読んでいてまだ解してない方は、試しに正座して後ろに倒れるようにして一度大腿四頭筋を伸ばしてみてください。
その後膝蓋上嚢をほぐしてもう一度大腿四頭筋をストレッチしてみてください。
いかがでしょうか??
ストレッチがしやすくなっているはずです。
4.まとめ
今回はここまで。
膝蓋骨骨折など、膝を大怪我した後のケアについてピックアップしていきました。
ケアの方法については、リハビリという観点でいえばトレーニングよりもバリエーションがある気がします。
これからもテーマを絞って紹介していきまので、
過去に大怪我していたことに気付かれないくらいに動ける身体を作っていきましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?