醜形恐怖症の醜形恐怖症による醜形恐怖症のためのライフハック?
いきなりな申告ですが、自分はいわゆる“醜形恐怖症”です。
(簡単に説明すると、自身の容貌が醜くて醜くて仕方なく思える精神疾患?の一種です)
正式に診断されたわけではないですが、
醜形恐怖症に見られるといわれている症状が、日常に支障をきたすレベルで出始め、
ネットで調べた結果、「自分これじゃん」となりました。
身体の一部(例えば脚など)について症状が見られる方もいらっしゃるようですが、
自分は、おそらく一番該当者が多いであろう“顔”についてです。
で、別にこのことについてネガティブな話がしたい訳ではなく、
今回は、これまで自分がこの疾患と付き合ってきて身に着けた、
醜形恐怖症を抱えながらも、まぁ普通に日常生活を送るための
“ライフハック的なもの”を紹介したく、この記事を書いています(笑)
同じ症状のある方には、「わかる~!」てなってもらえたら嬉しいですし、
今まさにその症状によって日常生活に支障が出て困っている方には、
「こういう方法もあるよ」
「こうすれば何とかフツーに日常生活が送れるようになったよ」と、
一つの解決策、妥協案として提案できたらいいなと。
視力を矯正しない
いきなり何言ってんだって話ですが(笑)
自分はむちゃくちゃ目が悪いです。
実際仕事中PCに向かっている間は、ずっと眼鏡をかけてます。
じゃないとマトモに作業が出来ない程度には目が悪いです。
なんですけど、醜形恐怖と付き合いつつ日常生活を送るには、
この視力の悪さに何度も助けられました(笑)
例えば美容院に行ったとき、家の洗面所でドライヤーをかけるとき、
ぼんやり見えてさえいれば、さして困らないので、
PC作業時以外で視力を矯正するつもりはないです。
(髪型にミリ単位でこだわったところで、
そもそも自分の顔なんてしげしげ見たくないですしね)
とにかく鏡は見ないと割り切る
「こうやって生きていこう」と割り切ってからは、
日中のメイク直したるものを1回もしていません(笑)
(その分、食事後に口周りに何か付いていないか等々は、
慎重にチェック(ペーパーで丁寧に拭き取り)してます)
醜形恐怖の人間からすると、
逆に鏡を見ないことの方が猛烈に不安になったりするもんなんですが、
一度「こう!」とルールを決めてしまえば、案外楽です。
「日中は鏡を見ない!」と決めてしまってからは、精神的にむちゃくちゃ楽になりました。
日中は顔のことを気にせずにいられるんでね。
お手洗いのときも洗面台のみにターゲットを絞って、目の前の鏡は一切見ません。
メイク時はパーツ、パーツで見る
つまり「全体像は見ない」ってことです。
普通に社会人として日常生活を送っていく上で、
身支度(メイク)は避けられないものかと思いますが、
その際には目なら目、眉なら眉と、パーツ毎にクローズアップして仕上げていって、
敢えて全顔はハッキリ把握しないようにしています。
パーツだけ見ていれば、そんなに自分の不細工さも気にしなくって済むので。
メイク動画とかを観ていると、「引きでバランスを見るのが大事」等々よく言われてますが、
そんなもんより自分の心のバランスを保つ方がよっぽど大事です。
服は首から下のみでチェック
コーディネートをチェックする際にも、全身鏡には首から下しか映さない、
もしくは顔まで映ってしまうようなら、
またも視力の悪さを活かして(笑)、顔には焦点を合わせず、首から下のみでチェックします。
視力が悪くない場合でも、意外と意識すれば見たくないところは見なくて済むので、
とにかく「首から下だけ」を見るようにします。
新しい服を買うときも、「顔に合っているか」は脳内シミュレーションのみに任せて、
「身体に合っているか」のみ見るようにしています。
あとはパーソナルカラーとか顔タイプ診断。
これ、醜形恐怖の人間からすると、本当に地獄の診断なんですが(笑)
でも1回診断してもらえば、一生活かせるものなので、
逆に醜形恐怖の人にこそおすすめしたいコンテンツです。
(実際自分もプロの方に診ていただきました。
1時間強自分の顔と向き合い続けたお陰で、終わる頃には本当に頭痛がしてきましたが(笑))
反射するものには気を付ける
醜形恐怖じゃない人からすると、「そんなにあるっけ?」って感じだと思いますが、
鏡以外にも自分の姿が映るものって、意外にたくさんあるんですよね。
例えばシルバーのスプーンとか。
そういう分かりやすいものはまだしも、
めちゃくちゃ盲点で恐ろしいのが、お蕎麦なんかの“つゆ”です(笑)
今でこそもう学習しているので、あらかじめ覗き込まないように気を付けることが出来ますが、
最初に“それ”によってダメージを喰らったときは、めちゃくちゃショックでした。
「まさか、こんなとこにトラップがあるとは……!?」ていう感じで(笑)
気を付けましょう、麺類のつゆには。
あとセブンイレブンとユニクロは柱が鏡張りになってるので、これもまた危険スポットです(爆)
あとあと、スマートフォン等の電子端末を買う際には、
アンチグレア(反射を抑える)の保護フィルムを必ず一緒に買いましょう。
顔写真の取扱い方法
最後にオマケ的な感じで、履歴書の顔写真の貼り付け方をシェアしたいと思います。
あれ、醜形恐怖の人間からすると、むちゃくちゃ難易度高くないですか?
でも今はデータでのやり取りが多いでしょうから、あんまり需要のない情報かもしれませんが……。
(逆に未経験なんですが、PC上で貼り付ける場合は……
まぁ自分だったら、眼鏡をかけずに作業しますかね)
取り敢えず紙の履歴書作成の場合には、
以下の方法で、自分の顔を見ることなく写真を貼り付けることが出来ます。
1、購入した履歴書に付いてくる、貼付用シールを顔写真の裏面に貼り付ける
2、シールの剥離紙をはがす
3、写真は裏返しのまま、はがした剥離紙を表面にセット
4、剥離紙が表面にセットされた状態のまま、写真を表面に返す
5、写真の端部分を指の腹で掴み、位置を調整して履歴書に貼り付ける
6、写真を見ないようにしつつ、剥離紙はさようなら
ちなみに、転職活動の際に履歴書用の写真を写真館に撮りに行きまして、
何枚も撮ったデータのうちの2枚をモニターに映し、
「右と左どちらがいいか言ってくださいね」と、写真を選ばせてくださったんですが、
当たり前のように、上手いこと焦点を写真に合わせないようにしながら、
適当に「右」だの「左」だのと言って、写真を選んだことがありました(笑)
自分の心を守って、普通に日常を送るために、
嫌なもんは徹底して避けて生きていきましょう!!