レバノン出身のTさんへの医療費募金記事です
【この募金は終了していますが、活動記録として記事は残しています】
当記事は痛みで困っている方への医療費募金の告知記事として、2023年6月27日に掲載しましたが、2023年7月8日をもって募金は終了しています。
以下、振り込み先情報を削除した以外は、下宿館の活動を記録する意味で掲載時のまま記事を残していますので、その点をご理解の上で読んでいただけるようお願いいたします。
レバノン出身のTさんは、交通事故の後遺症で激しい痛みがあります。しかし、Tさんは仮放免中で経済的困難があり、治療どころか痛み止めを買うこともできません。
そこで私たちは、まずTさんの痛みを止めることと、根治に向けて検査・診断を受けるための費用:20万円を目標として募金を始めようと思います。
1・状況整理
・レバノン出身のTさんは、交通事故の後遺症で腰、臀部、脚部に激しい痛みを抱えている。
・痛みには波があるが、痛くない日はない。痛みで眠れない日も多く、歩行などにも苦しむ状態。
・名古屋入管で眞野が会った際、椅子から立ち上がるだけで、苦痛で顔が歪んでいた。
・4月に激しい痛みに襲われて救急搬送・入院したが、この時は痛みを抑える治療のみを受け、根治に向けた治療は受けていない。
・根治に向けた治療を受けられるよう、Tさんの居住地に比較的近い支援者の方々が、Tさんの治療をしてくれる病院を探すなど、段取りを進めている。しかし、以前治療を受けた病院から資料をもらうため、通院のため、根治に向けた治療開始までTさんの痛みを和らげるために、費用が掛かる。
・Tさんは仮放免中で働けず、所持金も無いため、前述の痛みへの対処の入院費54万円を払うだけでも困難が多く、根治に向けた治療費がTさんにはない。
・今関わっている病院も事情を汲んで費用を抑えてくれているが、居住地と病院の距離があり、通院費の捻出も大変。
上記の理由から、根治に向けた治療を受けるための準備費用(最終的な治療が決まるまでの痛み止めも含む)として20万円の募金を始めます。
2・Tさんの事情
入管はTさんに「帰れ!」の一点張りですが、現在のレバノンはTさんが帰れる状態ではありません。
レバノンは半世紀近くも情勢不安が続き、「中東の火薬庫」とも言われています。
さらに近年は経済状態が非常に悪く、年間のインフレ率が200%超、さらに医療費のインフレ率は400%を超えたそうです。
そんな状態なので医薬品も不足💦コレラなどの感染症も問題となっています。
足腰にトラブルを抱えるTさんは、日々痛み止めが手放せませんし、医療が必要な状態ですから、現状のレバノンに帰っても生きていけません。
月刊下宿館創刊号にも書きましたが、Tさんは関西圏に住んでいるのに、仮放免の更新をなぜか名古屋で受けるように入管から指示されていました。
毎月一回名古屋に通うことは、身体の痛みと交通費の両面でTさんを苦しめました。
これを理不尽に思った眞野は数ヶ月にわたって申し入れを行い、Tさんは現在、大阪で更新を受けられるようになっています。
3・募金の用途、目的
★今回の募金の目的は以下の2点です。
・根治に向けた治療を受ける準備費用(通院、前の病院からの情報取得、検査診断費用)とする
・日々の苦しみを抑えるための痛み止めなどに使用する
(効果的な市販薬は値段が高く、Tさんは購入できない。病院で処方箋をもらえば効果的な薬が使えるが、それには通院が必要で、その場合も通院費や診察費用が発生するので現状は難しい)
◎これらの事情を踏まえて、まず検査・診断を受け、治療方針、予算、診断書などをそろえてから、2段階目の募金を始めます。
根治に向けた治療では、交通事故当時に埋め込まれたボルトの摘出が必要ですが、現在腰のヘルニアの治療も必要ではないかという病院側の指摘もあり、検査・診断が必要です。
※上記の準備が整えば、より大きな団体からの支援も受けられると思いますが、今はその前段階で、私たちのような小さな支援グループだからこそ動けるところだと思っています。
Tさんの痛みを取り除くために、ぜひ皆さんご協力ください。
以下の口座に少しずつでも振り込んでいただけると助かります。
※当記事記載当初、ここに振込先を記載していましたが、2023年7月8日を持って募金を終了しましたので、振込先の記載を消去しました。
4・終わりのない痛みを想像してほしいのでマンガ添付
「痛み」は誰にとってもつらいですが、痛みの正体や治療法がわからないまま、それがずっと続くと思うともう本当につらいです。
Tさんはそんな状態を何年も耐えています。
Tさんの痛みを和らげたい、解消するための検査を受けてほしい、と思っていただけたら、少しずつでも構いませんのでぜひ募金にご協力ください。
参考記事
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