33運命思考(connectedness)
運命思考は人間関係構築力の資質です。
運命思考を上位資質に持っている人は、広い心で今ある現実をありのまま受け止めようとします。
英語ではconnectednessです。
繋がり、関係性、接続性という意味だそうです。「様々な事柄の中に繋がりを見出し、全てのものや人は大きな集合体の中で生きている。」
というような意味ではないかと思います。
資質の特徴
物事を抽象化して繋がりを見出す
運命思考を持つ人は物事を抽象化して考えます。
例えば人や動物、虫や植物、全てのものに共通していることは「生きていること」。
そんな風に物事を具体化して考えていくよりも、大きな枠組みで抽象化していくことに長けています。
上の例で言えば、「命」というキーワードを元に繋がりを見出し、自分もその繋がりの中の一つだと考えます。
争いには意味を見出さない
全ては元々一つで、全ては繋がっている。
だからこそ、人を傷つけたり、争ったりすることには意味を見出さないのも特徴です。
例えば蚊が自分のことを刺しても、蚊を殺したりすることにも抵抗があったりします。
なぜなら、蚊にも命があり、人の血を吸うことで生きているから。
また自然の中に行ったときに、とても落ち着くような感覚があります。
それは植物一つ一つにも命を感じており、自然の中に繋がりを感じているのかもしれません。
だからこそ、「勝ち負け」「争い」などを好みません。
自分が勝っても、誰かが負ける。
全ては繋がっているので、勝ちにも負けにも意味を見出しません。
様々な事柄に意味付けをする
全てのものは繋がっていると考えるため、あらゆるものの原因と結果にも「何らかの意味がある」と考えます。
全ての人が生まれてきたことにも意味がある。
植物や虫にも生きている意味がある。
気候変動や災害などが起こることにも何かしらの意味がある。
一見何も繋がらない出来事にも、運命思考を持っている人には様々な繋がりの中から原因と結果を結びつけて意味付けしていきます。
一喜一憂せず受け入れる
だからこそ、何か悪い出来事が起きたとしても、「これが起きるということは何かしらの意味があるんだろう」と結果に対して意味付けをします。
「出来事は一つ、解釈は無限」という言葉があるように、運命思考の人にとってはどんな出来事が起きても、繋がりの中からプラスの解釈をして、受け入れられる器があるのかもしれません。
どんな出来事も争わずに受け入れる。
そして、自分なりに原因と結果を意味付けして、前を向いて進んでいくことのできる資質です。
安心感を与える
運命思考の人は争わず、目の前の出来事に一喜一憂せず、見えている世界観は大きいものであるため、周りの人にとっては安心感を与える人なのかもしれません。
落ち着いていて、なんでも受け入れてくれるような存在が運命思考の人の特徴です。
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