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営業電話の壁:理事長の予想外の反応

営業電話2日目。

今日は98件ピックアップした残りの半分に電話する。

昨日はまるで良い感触を得ることは出来なかったが、少なくとも話す内容には慣れてきた。

そして今日、実はある希望を胸に営業活動を開始しようと思っていた。

それは、以前モニター園を探していた際、好感触だと感じた"ある幼稚園の理事長先生"のことだ。

当時電話で30分程度、とても興味深く話を聞いてくれた。

しかし、その当時は全く相手にメリットなどない状態だった。

そのため、理事長先生にこう言われ断られた。

「モニターとして協力してお試しでやってみて、もしGeshiさんがやっぱり難しい、辞めようとなってしまったら取り残された園はどうなってしまいますか?」

そう聞かれてなんとも言い返せなかった。

もちろん絶対に成功させますという想いはあった。

しかし、確証はなかった。

しかし、とはいえ、しっかりとビジネスとして成り立つようになったら連絡してきてください。内容は時代に合っていて面白そうですので!

そうも言ってくれていたのだ。

だから熱意は伝わったと感じていた。

そして今、子供たちが楽しんでくれると分かった。

だからより具体的な話が出来るのではないか!?

そんな期待を込めて今日は理事長先生に電話をかけよう!

そう思っていたのだ。

まずはウォームアップがてら、昨日に引き続き数十件電話をかけた。

多少話を聞いてくれる園もあるが、やはり契約に繋がるほど話を進めることは出来なかった。

そして、体が温まってきたところで、とうとう満を持して理事長先生に電話をかけてみることにした。

「事業が形になりましたよ!」

「どうですか、試してみませんか?」

そう自信を持って話をしよう!と、気合を入れて電話を掛けた!

電話をかけると事務らしきの女性が出た。

以前理事長先生と話をした概要を伝え、再度話がしたいと伝えると、すぐに繋いでくれると言われた。

ドキドキしながら電話越しで保留音を聞きながら待つこと数十秒。

絶対に決めてやる!

理事長:はい、理事長の***です!

Geshi:忙しい中恐れ入ります、わたくし「どこでもWorldKids」の新井とお申します!お久しぶりです!

そして以前話した内容から、現在の状況まですべてを話し、まずはお試しレッスンから行っていただけないかという話を持ち出した。

僕の中では、あの当時ではフワフワしていた内容をここまで具体的に作り上げたことに驚いてくれるであろう。

可能性を感じてくれるであろう。

そういう前向きなリアクションを待っていた。

しかし、、、

理事長:あ~、覚えていますよ!そうなんですね!いや~でもうちはもう英語もやっているし、いろいろ行事もあって忙しいので。でも頑張ってくださいね~!では!

。。。

あれ!?

それだけ?

全く期待外れの反応が返って来て、あっさりと電話を切られてしまったのだ。

どうやら舞い上がっていたのは僕だけだったようだ。

あの当時電話で話をしたとき、理事長は同い年だと話してくれた。

そして、

「頑張ってますね~!素晴らしい試みなので、興味があります!よさそうなことであればなんでも取り入れたいと思っていますから!」

そう言ってくれ、とても盛り上がった。

そんな記憶が蘇ると同時に、あれは一体何だったのかとスッと力が抜けた。

そりゃそうか。

僕の熱量は基本的には僕の独りよがりでしかない。

そもそも誰かに求められて行っているわけではないのだ。

では、誰にも求められていないのであれば一体続けていく必要があるのか?

様々なネガティブな思考が頭をよぎる。

しんどい。

この理事長が最後の頼みなわけではないことは分かっていたし、別にこれで全てが終わりなわけでもない。

しかし、やはり期待していた(勝手に)だけにそのダメージは隠せなかった。

この日はこれ以上電話をかける気になれず、頭の中にモヤモヤを抱えたまま一日を過ごした。

頭を切り替えねば。

そうわかってはいたものの、気持ちと心が分離して簡単に動けなかった。

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