区切りのタイミングで触れたもの
年に一度の定時株主総会が終わりました。
特に何があったというわけでもないのですが、一つの区切りとして書いています。
1年の区切りとして、年度末と2月を置いているので自ずとその前後は多忙を極めがち。自身をかなり追い詰めるスタイルで削り込んでいって仕上げていくので、気持ちの浮き沈みも激しく、安定させるのに手間がかかる時期です。
そういう時にヘマがあると落ち込みが激しく回復に時間がかかるため、できる限り内容にしたいところ(だけど、だいたい1つ2つやってしまい、激しく落ち込みます)
昨年の振り返りとかは年末にして、やるべきことも決まっているので後はやるだけということで、ここで何か書くこともないです。
Do your homeworkしていきます。
そんな荒れるタイミングで、自分を落ち着ける、あるいはフォーカスしすぎて引き出しが足りないかもしれないと思った際にあえて目線を外す意味で書籍やオーディオブックに触れることも増えるのですが、今回良かったものを何作品か挙げてみます。
采配
中日ドラゴンズファンでもなんでもないのですが、ある時から自身のマネジメントスタイルをガラッと変えることを決めるきっかけとなったのが落合さんであり、ブレそうなときに原点回帰する意味で読むのがこの作品。プレイヤーとしてもマネジメントとしても結果を出した人間の言葉は、本質を突いており、自分の判断を後押ししたり、逆に強く否定する力があります。
ちなみに、オーディオブックもあります。何度でも聴けるし、オーディオブック向きだと思う。
ちなみに落合さんの『コーチング』『決断=実行』も、オーディオブックになってます。
お姫様とジェンダー
自分の考えは、あくまでこれまで人生で経験してきたこと、そこで感じたことと思索したことでしか成り立っておらず、様々な立場の人の様々な主張はよく読む一方で、自分に何の教養的な積み上げもないことを知っていながらそのまま放置して知ったふりをしている現状はさすがにもうまずいと考え、2020年の頭から自分なりに学習し始めている状況ですが、年始に再読。
ケースが具体的なことと、歴史的な事情も含め経過を踏みながら学習できます。もう少し多面的に学んでみないと何とも言えない部分があるものの、まずは理解を深めていくという意味では、入門書的立ち位置としては有用に感じました。2020年からだともう遅い感すらありますが、砂かけ論が続きがちなテーマで、主張する/しないは別として、学習したうえで自分なりの考えを持っておくことは必要かなと思っています。
金儲けのレシピ
年末年始に事業の構想をする際、大いに参考になったのが本書です。
「この市場はこうなる」「こうしていきたい」という理想論は誰しもが口にすることはできますが、それは商売として成立していることが大前提であるというのが当然の話。
その「当然」について、商売が成立しているということはどういうことなのか、そしてそれは業種/業態に限られるものでなく応用可能な面が多くあるということについて、詳しく書かれています。テーマごとに具体的なケースを散りばめられており、読みながら自分の商売としての骨格を確かめられるようになっており、ビジネスを自分でやっている経営者にとっては自らの商売の骨格を確認する意味でバイブルになり得る本かなと思います。
タイトルに似つかわしくなく(?)、極めて実践的な内容。読むだけで書き手の人物がちゃんと商売をしてきた人物であることが伝わってきます。
内容が凝縮されているため、この作品を理解したうえで大いに活用できるか否かは、読み手の能力値/経験値が逆に問われるかなと思います。
ちなみに、オーディオブックも最近出ました。2時間少々で聴けます。ぜひ。
起業の天才!
これは2月中盤の追い込みのタイミングで合間に読んだものですが、書籍でも既に出ている「江副浩正」という人物についてのネタでいい加減こすられまくってる感のあるテーマなのですが、まあよくここまで取材したなという分厚い内容で初見の情報も多くあり、それでいて一気に読み切れてしまえる疾走感があって、精神的にすり減らしている自分を勇気づけるには十分な内容でした。
Clubhouse内でも制作秘話が関係者の口から語られていましたが、スタートから3年ということで、こうも面白い作品を生み出すのには時間がかかるのだなと思いましたし、実際に今自分が取り組んでいる仕事でもそういった側面の仕事がいくつかあるため、その面でも大いに勉強になりました。
ここ数年のリクルートしか知らない人の方が、楽しく読めるかもしれません。こういう人物がいたのか!くらいの方が新鮮かもという意味で。
というわけで自分が身を置いている音声コンテンツ周りも盛り上がりを見せておりますが、"True North"をしっかりと見据えたうえで舵取りしながら、並行して色々な学びを吸収していきたいと思う次第です。
ちなみに
オトバンクは現在、人材募集中です。年末年始から、うれしいことに主要ポジションでの採用も決まってきていますが、まだまだ募集中です。詳しくは以下の採用情報をご覧いただき、募集ポジションで我こそは!という方は是非ご連絡お待ちしております!(会社紹介資料も載せてます!)
それでは1年、宜しくお願い致します。