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CHUWI MiniBook X(N100)のキーボードバックライトを常時点灯にする方法

MiniBook Xを使っていく中で、キーボードから手を離すとすぐにバックライトが消えてしまうことが地味に気になっていた。薄暗い場所では最初にどこかしらのキーを押して点灯させてからタイピングしていたので少し不便に感じる。

どうにかできないか調べたところ解決策を見つけたので、今回はそれを記事にしたいと思う。

バックライトを常時点灯させる手順


1.CHUWIの公式フォーラムからBacklight MiniBook X DNN20.zipをダウンロードする。MiniBook Xのシリアルナンバーによってダウンロードするファイルが異なるので、よく確認してからダウンロードしよう。ちなみにシリアルナンバーは本体の裏面に刻印されている。

※このBIOSアップデートを適用するとキーボードの設定に関わらず一部が英語配列の挙動になってしまうバグがある。「カタカナひらがなローマ字」キーや「ろ」キーなどの挙動が変わってしまうが、これについての解決策も後述しているので参考にしてほしい。

2.ダウンロードしたファイルを解答したらBIOS_Update_Windows64を右クリックして「管理者として実行」を選択する。

3.BIOSアップデートが完了したらPCが自動的にシャットダウンするので、起動時にF2を連打してBIOSメニューに入りAdvancedを選択すると、新たにKeyboard Backlight Modeが追加されているので、Always trun onに設定する。

以上でキーボードが常時点灯されるようになる。


一部のキー設定が変更されるバグの解決策

上述でも軽く触れていたように、このパッチにはバグがあるようで適用すると日本語キーボードとして設定していても問答無用で「カタカナひらがなローマ字キー」が「右Alt」に「ろ」キーが「右Ctrl」キーとして認識されてしまうようになるので対策が必要だ。

①「カタカナひらがなローマ字」キーを復活させる

1.Windows+Rキーを押して「regedit」と打ち込みレジストリエディターを開く。

\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout

2.上記のディレクトリを開いて「新規」→「DWORD(32bit値)」を作成してファイル名を「Scancode Map」に変更する。

3.バイナリ値の編集を行い、上記画像のように記述して「OK」を選択。

あとは再起動をすれば変更が適用されて「カタカナひらがなローマ字」キーが復活している。


②「ろ」キーを復活させる。


1.Microsoft PowerToysをダウンロードする。


2.Keyboard Mangerを有効化して「キーの再マップ」を選択。

3.「選択してください:」のプルダウンメニューから「Ctrl(Right)」を選択し、「キー/ショートカットの送信」のプルダウンメニューからは「¥」を選択する。これで「ろ」キーが復活した。


公式のフォーラムで配布されているBIOSアップデートを適用したらキーボードがおかしくなるとは夢にも思わなかったので、とにかく慌てた。修正の方法さえ分かってしまえば作業自体は簡単なので、キーボードを常時点灯させたい方は是非挑戦してみてほしい。


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