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嘘松男子R.I.P.

一発目は嘘松男子です。
嘘松というネットスラングはとても的を射ていると思います。明らかな嘘なのに更に盛って伝えてしまう、という行為をこんなに一言にまとめてくれた言葉はないと思うので。(細かい定義はそれぞれあると思いますが、だいたい伝わっていればネットスラングとしては十分だと思うので、嘘松フンガーは別の所でお願いします)
あと、この程度で嘘松かよみたいな判断もいれず、その辺は濃淡織り交ぜて感情を手放していければと思います。
聞いた方が「とんでもねぇバレバレの嘘つくな」って思ったらそれは嘘松だよ。

嘘松。聞いた瞬間に耳を疑ってしまったけれど、その場ではなかなか指摘ができないことも多々あります。流しておいた方が安全とか。触らないほうが安全とか。
そのような判断のもとに「こういう反応が欲しかったわけではないだろうなと分かっているけど、じゃあつって、貴殿が欲しかった希望通りのリアクションをしてやるのも嫌だったから、大人の対応でその場を凌いだ」シチュエーション。
今となっては指摘できない。し、母親でも何でもないのでそんな性格の指摘なぞしてやる必要も義務も何もないですが。聞いてしまった以上、どこかで葬らないと辛い。
意地悪多めですが、穿った見方をして勝手な分析とともに感想を連ねたものです。


僕と結婚したくて小学生が泣いちゃう

『下校時にいつも寄り道してくれる小学生の女の子がいるんだけど。その子が「結婚して―」って言うから、「ぼくは他の人と結婚が決まったんだよー」って言ったら、泣かれちゃったんだよね』
(40代後半、男性の言葉)

えっ泣かないよ。泣きません
大前提として、【別段鍛えてきたわけでもなく、見てくれが特化しているわけでもない、不惑を超えて知命に届こうという男性】は、小学生の女の子からして恋愛対象にはならないと思うの。だって低学年でも6歳、高学年でも12歳。引いてみろよ35位違うんだぞ。間にお父さんが一人くらい入るんだよ?どうしたの?
ていうか、今まで一度も聞いたことないんだけど、馴染みの小学生のエピソード。そんなに足しげく通ってくれるなら今までも話題に上がってもよかったのでは?本当にその小学生が実在して…いるとはどうしても思えないんだけど。

泣くだろうか。
泣かないだろう。

勘違いしてほしくないのが【結婚を知ってショックを受けて泣く子供】を全否定したいわけではない。お世話になっていたり可愛がってもらったり、何かしらの信頼関係を築いていればあると思う。特別な感情を抱くことだってあると思う。
ただそこに、疑問が二つ。
それは、下校時にちょっとお店に立ち寄る位で育まれるものだろうか。まして子供が長居することを想定していない店舗の、かつ、つい半年くらい前までは別のことをしていて、店頭にあまり立っていなかった人間相手に。
そんな短時間の、毎日ではない立ち寄りで、結婚の知らせを受けて小学生の女の子が泣くだろうか。
疑問の二つ目としては、小学生女子の正直で力強い感性をなめていないか?
きょうび、5,6年生くらいは自分なりに理解している、結婚するということを。
エピソードとしてありがちな「ママ僕と結婚して」「わたし大きくなったらパパのお嫁さんになる」から派生した「ひどい!なんで僕に内緒でパパと結婚してたの!」「私とは結婚できないんだ!」って泣いちゃう子どもの話に仕立てたいとしても、ちょっと幼く見積もりすぎていないか?3歳から就学前くらいじゃない?
少なくとも一人で小学校の帰りに寄れるような年齢の子は、ちょっと帰り道に立ち寄る程度のお店の人が結婚するとしても、いきなり泣かないと思う。

百歩譲って、例えばあなたが竹内涼真ならまだ分かる。
でも良くも悪くも素直で正直で、刃を鞘におさめることなく感情のままに動くことが多い小学生が、果たしてずんの飯尾氏(引き合いに出して申し訳ないが、やはりビジュアルを説明するときに似ている芸能人はわかりやすいので)に似ている、自分より30以上も上のちょっと顔を知っている人に、泣くほどの好意を寄せているとは思えないんだ。

こちらのリアクションが望むものではなかったのか、更に『こどもってかわいいよね』と続けられていたけれど。そもそもこれってどうリアクションしたら正解なん?
「その子供って本当に存在してるの?」なんて聞けないよ。
結婚したいって思われるくらいなつかれていて、泣かれるほど残念がられる位魅力的って思われてるんだよぼくはアピールだったのかな。
嘘だと思ってるし、創作にしても作りこみが甘いし

あ、ちょっとトド松の物真似したくなったんで、やりますね。
きもっちわり(CV入野自由)

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