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はじめての抗がん剤と放射線治療

だいぶ時が経ってしまったような。。。
続きを書いていきたいと思います。

書き留めておかないと、あのときの苦しみを忘れちゃいますからね。

治療の詳細

転院後、程なくして治療が始まることになった。

確か、治療法の名称は「CARE療法」で合っているはず。。w

僕の場合は、抗がん剤が3クール(計3セット)、放射線治療が計13回の照射(えっと、確か合計13.5グレイ)でした。

抗がん剤投与と放射線照射の開始は同時でした。

その週の火曜日に入院して、翌日の水~金までの3日間かけて抗がん剤1クール目を投与。
それと同時に放射線治療も水曜日から始まり、土日を休みますが、平日はぶっ通しで照射照射照射(1日1照射)。

抗がん剤の種類は、エトポシドとカルボプラチンの2つ。
確か、1日目に2つを投与して、2日目、3日目はエトポシド?だけだったかな???

あ、あと毎度投与始める前に吐き気止めの点滴も投与してました。
(これがなかったらどうなっていたことやら、、)

正直、この2つが抗がん剤の中では軽いほうなのか、十分重い威力の薬だったかはわかりませんが、
辛かったことは確かです。後から書きます。

放射線照射は、時間で言うと5分もかかっていないくらいで1回が終わりました。
フェンシングの顔面保護フェイスみたいなのを顔にぎゅって当てられるやつ。
毎回、顔に網の後が残っていたなあ。

放射線治療の感想

僕としては、抗がん剤もきつかったけど放射線も十分きつかった。

最初の方は特に問題なかったのだけれど、脳への照射は回数を重ねていくと
脳自体が浮腫んでしまい、頭痛が起きてしまうらしいのだ。

これのせいで、頭痛から伴う吐き気がひどくて、ただでさえ不味い飯は食えないし、
寝れないし、痛み止め飲んでもなかなか効かないし。。

抗がん剤の吐き気ではなく、放射線の吐き気がほとんどだった。

正直、散々でした。

たったあんな数分間の照射だけでこんなことになるなんて、そりゃ脳に障害が起きる可能性も出るわ。。と。

ただ、”この放射線治療でとんでもないことが起きたことはまた後ほど……”

抗がん剤治療の感想

僕の場合、正直抗がん剤を投与している最中は、なんともなかった。
嫌なことと言えば、点滴の針が毎日ひじ関節あたりにぶすっと入っているもんで、腕を曲げる時とか、中の針が動き回って違和感あることくらいだった。

問題は、投与し終わった後にきた。

水曜~金曜まで投与し続け、週末の土日以降は点滴の針も抜けて少し楽だけど、1クール目終了後の土日は地獄だった。

抗がん剤の副作用は遅れてやってくる。

うだるように体が熱く、だるさ、異常なまでの倦怠感……。
何もやる気が起きないから、ベットの上から外に出ることはなく、ひたすらベットの上で生気が復活するのを待つのみ。
このまま何もかも終わってしまうような感覚がありましたね。

吐き気は時になく、抗がん剤で吐いたことは一度もなかったように思います。
点滴の吐き気止めが効いていたのですね。

あとは、避けて通れないもので、"脱毛" ですかね。

もうこれは諦めるしかないですね。
ある日突然、シャワーとか浴びてると、ごっそり抜けます……。
全部をシャワーで落とすことはできないので、彼女に食堂でブチブチ手で抜いてもらってました。
そのままだとみっともないくらいので……。
抜けてくると、ああ、抗がん剤使ってんだなおれ、、という実感が湧いてきます。

なお、残念なことに、脱毛は常に抗がん剤を投与するたびに発生します。
一度脱毛したから、あとは伸びてくるのを待つのみ!というわけには行かず……。
1クール終了後、約1ヶ月くらい間を空けてから2クール目を実施していたので、僕の場合はほんの少し伸びてきたと思ったら、また投与されてさようなら、、という感じでした。
なので、僕の場合は、全3クールを実施しましたが、3クール目が終了した現在(治療完了後、約3週間経過)でも、まだほぼほぼスキンヘッドです。

ちょびちょび生えているけれど。見れたもんじゃない。
増毛剤?とか使おうか悩み中……。

なんだか、あの頃が、遠い記憶になっていきますね。あんなにも辛かったはずなのに。
今では、放射線も抗がん剤の3クール目も終了し、治療はすべて完了しました。

今思ってることは、早く髪の毛が伸びて、仕事に復帰したいという感じですね。


次回、医療的判断ミス発覚。


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