おうちシネマ 【8月のクリスマス】
山崎まさよしと関めぐみが主演の映画です。
舞台は富山県高岡市という昔ながらの町並みが残る場所です。
そこに住む素朴な人々と、どこか懐かしい町の風景にほのぼのとします。
映画は病院のシーンからはじまり - 自分が病気で先が長くないことを知ります。
主人公の寿俊は写真館を営んでいて、父親と二人暮らしをしています。誰にも自分の病気のことを話さず、普段と変わらぬ日常を過ごし、自分の死にゆく運命を静かに受け入れようとします。
そんな矢先、若い臨時の女性教師由紀子がお店にやってきます。彼女はどこかわがままで振り回すようなタイプなのですが、寿俊のことを「おじさん」と呼んで慕うようになります。
2人が打ち解け始めた頃に、寿俊の容態が急変して入院することになってしまいます。そして、突然消えた彼に戸惑う彼女の元に、他所の町での正規の教師としての採用話がやって来ます。
由紀子が差し入れたファミリーサイズのバニラアイスを大きいスプーンを持って2人で食べたり、写真館でビール缶とナッツで一緒に飲んだり、日常に収まる話が微笑ましかった。
「すき」という言葉は一切出てこないで語られる恋の物語でした。
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