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これからの社会を担う新成人諸君へ捧ぐ
皆様ごきげんよう!りあむ ぎゃらがーです。
そしてあけましておめでとうございます。
と言っても11日も経過してしまいましたが、新年最初の記事は1/13に成人式・二十歳を迎えられた皆さんに伝えたいことを簡単に書き連ねたいと思います。
なお、既に社会人の方にとっては釈迦に説法かとは思いますが、これはあくまで俺個人の観点での話ですのでくれぐれも鵜呑みにせぬようお願いします。
まずはおさらいから
さて、まず一度問います。
未成年・成年の違いとは何でしょうか?
2022年4月1日より、成年年齢がそれまでの20歳から18歳に引き下げられました。これが一体どういう意味を持つのか、まずは法務省の公式サイトから文言を引用します。
民法の定める成年年齢は、単独で契約を締結することができる年齢という意味と、親権に服することがなくなる年齢という意味を持つものですが、この年齢は、明治29年(1896年)に民法が制定されて以来、20歳と定められてきました。(中略)成年年齢の見直しは、明治9年の太政官布告以来、約140年ぶりであり、18歳、19歳の若者が自らの判断によって人生を選択することができる環境を整備するとともに、その積極的な社会参加を促し、社会を活力あるものにする意義を有するものと考えられます。
すなわち、「自己判断で物事が決められる年齢」ということです。
例えば携帯電話を契約する、一人暮らしの部屋を借りる、クレジットカードをつくる、高額な商品を購入したときにローンを組むなど…
未成年の場合は父母の承諾が必要だったことが、一人でこうした契約ができるようになります。
また、父母に財産や権利を管理されることがなくなることで、自分の住む場所、進学や就職などの進路なども自分の意思で決定できるようになります。
つまり成人になるということは、ただ親などの言うことを聞くだけでなく、自ら知識を高めて積極的に人生の選択肢を広げていくということなのです。
しかしこれは、あくまで18歳になってできることであり、もちろん20歳になってからでなければできないこと、扱いが変わることがありますがここでは割愛させていただきます。
「成人」とは違う、「大人」という存在になるにあたって
では、上記のことを踏まえてもう一つ問います。大人って何でしょう?
これは特に法律や政令等に関係なく、存在としての大人です。
幼少期に見ていた大人とは「金銭的・世間的に自立しており、1人で全てを解決できる存在」である。おそらくそんなことを思い浮かべていた人が多いと思います。自分もそうでした。
しかし二十歳を越えてみても、自立もそんなにはできず、大して問題解決も1人ではできないものです。
そう、二十歳を迎えたから、成人を迎えたからと言って、突然すべてのことができるようになるわけではありません。ただ「できる・できないに関わらず、すべて自己決定でやらなければならなくなる」というだけなのです。
かくいう俺もそうです。自分の時はまだ成人年齢は20歳でしたが、少しづつ調べたり、周りの大人に教えてもらったりして必要な知識を蓄えていきました。
なので、無理に今大人の定義を探ったりする必要性は全くないと思います。今のうちから大人とは何たるかを定義すると、いずれその自分が作ったハードルに苦しめられることになるからです。
むしろそれより、今のうちからたくさんの人間とコミュニケーションを取ること、自ら調べ行動することを強く推奨します。事を急いて内々で全てを完結するのではなく、外の世界から少しづつ、様々なことを学び取る姿勢が大事です。
そうしていけば、自ずと「大人とは何たるか」ということが少しづつ見えてくるのではないかなあ、と筆者は考えます。
おわりに
これから様々なことを経験される皆さん。中には色んなギャップを感じて悩むこともあるかもしれません。
ですが、周りの大人は思うほど厳しい人は多くありません(環境にもよりますが)。なので、たくさん頼ってください。そして自ら考えて動くための知識・経験をたくさん蓄えて自分が思う「大人」になってください。
そして最後にひとつ。
中には高校を卒業した後に一人暮らしを始める方もいるかと思います。その方たちは、ご両親ないし近くにいるお母様・お父様、どちらかに感謝の気持ちを伝えることもおすすめします。
一人暮らしはとても苦しいものです。家事も全て一人、家計の管理から買い物なども自分で全てやらなければなりません。
しかし、それはお母様やお父様にとっては今まで、ないし家を離れるまであなたにしてきたことです。苦しいと思わずとも、少なからず挫けそうになった瞬間があったかもしれません。
そんなことを毎日続けてくれていたご両親に、ぜひ感謝を伝えてください。きっとその瞬間、ご両親は報われたんだ、手が離れたんだと思ってくれるはずです。
これからの皆さんのご多幸とご活躍を祈念して、今回の記事の締めとさせていただきます。
今回はここまで。また次の記事でお会いしましょう。
ワーワー言うとります。お時間です。さようなら。