ひとりとご飯⚪︎神秘の生姜焼き
今日はずっとずっと行きたかったお店に行くことができた。
アパレルブランド、ミナペルホネンさんがオープンしたpuukuu食堂である。
ミナペルホネンさんの世界観を食でも味わえるのかとワクワクしていた。
しかし、私の胃は昨日のコーヒースタンド巡りによって荒れていた。
観光に来たコーヒー好きの友人に付き合っていたのだった。
でもせっかく馬喰横山に来たからには行きたい、、、!
ちょっとした不安を抱えながらドアを開ける。
あぁ、癒し。
色調がナチュラルで、光の入り方が自然。
調理器具が吊るしてあるのも可愛い。
壁や机も個性的でついつい見ちゃうなぁ。
不安は頭からすっかり消えていた。
1人のお客さんが多くて安心する。
運ばれてきた生姜焼きは、自然光を受けて輝いていた。
お味噌汁に青空が映って綺麗。
こんなに素敵なお料理を食べてしまっていいのだろうか。
恐る恐る口に運ぶ。
一口、また一口食べるごとに胃が回復していくような不思議な感覚。
とても自然に吸収されていく。
食べるという行為にただひたすら集中する。
手が止まらない。
動物になったみたい。
いつのまにか生姜焼きは姿を消していた。
この料理の秘密を解き明かしたいような、解き明かしたいような、文章にしたくないような、したいような。
不思議な感覚。
手当たり次第に広めたくない、大切な人に勧めたくなる食堂。
また行こう。絶対行こう。