ジオパーク・オンライン #030 鳥海山・飛島ジオパーク(みどころ&動画)
第3期第6回目(通算30回)
鳥海山・飛島ジオパーク 酒の酒田の 酒蔵は砂丘の上で酒造り
今回のオンラインツアーは、「鳥海山・飛島ジオパークガイドの会」のヘンリー・森さんによる酒田の日本酒を巡るツアー。早速、美味しそうな日本酒が注がれる写真が…わくわくツアーの始まりです!
まずは秋田県・山形県の鳥海山を囲む4つのエリアから構成された「鳥海山・飛島ジオパーク」の位置を確認。幾度も噴火を繰り返す鳥海山から流れ出た溶岩の縁や、南北34kmにわたる広大な砂丘の上に酒蔵が10蔵もあるという、酒田の盛んな日本酒造りが紹介されます。
酒田の日本酒造りにとって欠かせない良水が「なぜ溶岩の縁から湧いてくるのか?」、「砂丘の下になぜ豊富な量の水があるのか?」
川の中や海辺の砂浜でこんこんと湧いている豊かな水や、「ほんのり甘い」とされる地下水の映像が紹介され、ヘンリーさんの軽快な語りと、素晴らしい駄洒落?!によって、その謎が解き明かされていきます。
酒蔵を巡りながらのツアー、「水」の次に大切な日本酒の原料となる「米」についてのお話。「庄内平野」は有数の米所ですが、戦後日本の食を支えてきた食米の一大産地ゆえに、酒米作りの苦労は並大抵ではなかったこと、しかしついに品評会で受賞した酒の原料となる酒米の、官民一体となった開発の物語が熱く語られます。
そして酒作りの3つ目の重要な決め手である「造り手」に話は移ります。酒造りが季節労働だったため、蓄積が難しかった酒造りの技を「何とかしよう」と、杜氏や蔵人が集結。それぞれの技術を惜しみなくシェアし、互いに研鑽しながらクオリティを上げていき、酒田ブランドを造成したストーリーには感動を覚えます。
最後に酒田のお酒(食中酒)にとてもあう「鳥海山・飛島ジオパーク」の特産品が紹介されます。「ああ、酒田に行ってつまみながら、日本酒を飲みたい!」と思う美味しそうなものばかり、、、ツアーの最後を締めるヘンリーさんの謎掛けも乞うご期待?!、ぜひご覧ください。
日本ジオツーリズム協会メンバーの方は、下にスクロールすれば見逃し配信(アーカイブ)が見られます(※2024年9月以前にご入会の方のみ)。
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